目次
- コーヒー豆が苦手な環境は?
- 【豆と粉】おいしく保存するならどっち?
- コーヒー豆・粉を保存する時のポイント
- 1~2週間で飲み切る場合は【常温】で保存
- 長期保存するなら【冷凍】で
- 【冷蔵】で保存するなら2週間を目安に
- 【コーヒー豆保存におすすめの容器】100均や無印アイテムも紹介
- 【1】ガラス製容器
- 【2】金属製容器
- 【3】ホーロー製容器
- 【4】陶器製容器
- 【5】プラスチック製容器
- 【6】クラフトやアルミなどの袋
- コーヒー豆を上手に保存しておいしさを長持ちさせよう
- 編集部おすすめ「おうちカフェアイテム」9選!
- (1)【ブルーボトルコーヒー】ドリッパーセット
- (2)【POSH LIVING】ドリップスタンド
- (3)【actus】コーヒードリッパー&ドリッパースタンド セット
- (4)【KINTO】SLOW COFFEE STYLE ブリュワースタンドセット
- (5)【ボダム】フレンチプレス
- (6)【ポーレックス】コーヒーミル・II ミニ
- (7)【メリタ】コーヒーミル グラインダー
- (8)【メリタ】フラット カッター ディスク グラインダー
- (9)【MokuNeji×Kalita】コーヒーミル
コーヒー豆が苦手な環境は?
コーヒー豆が苦手とする環境。それは、酸素・光・高温・湿気にさらされる環境です。
焙煎されたコーヒー豆は、劣化を止めることができません。直射日光が当たって揮発性の香り成分が抜けてしまったり、酸素や湿気によって酸化したりと、コーヒー豆の美味しさが失われていくのです。酸化したコーヒーは、果実の持つみずみずしい酸っぱさとは違い、渋みやえぐみのある嫌な酸っぱさを伴います。
そのため、コーヒー豆の保存は直射日光や蛍光灯などの紫外線が当たる場所や、高温多湿の場所、酸素に触れる場所を避けることがポイントです。
【豆と粉】おいしく保存するならどっち?
コーヒーを少しでも美味しく楽しむポイントは、酸素・光・高温・湿気からコーヒー豆を守るだけではありません。
その他のポイントとして、コーヒー豆を保存する際、コーヒー豆のまま保存することが挙げられます。コーヒーを粉の状態で保存すると、表面積が大きくなり、より劣化しやすい状態となってしまうためです。
自宅にコーヒーミルがある方は、ぜひコーヒーを淹れる直前にコーヒー豆を挽きましょう。コーヒーミルのない方は、少量ずつの粉をお店で購入すると良いでしょう。
コーヒー豆・粉を保存する時のポイント
コーヒー豆の劣化を少しでも遅くする方法は、「できるだけ密閉・遮光した状態で、高温多湿を避ける」、「コーヒー豆のまま保存する」でしたね。
では、コーヒー豆が自宅にある方は、普段どのように保存していますか。「日光の当たりやすい場所で、ガラス製の容器に長期間入れている」、「密閉性の低い袋や容器に入れて、湿度の高い場所に置いている」という方は要注意! コーヒーの魅力をできるだけ満喫できるように、常温・冷凍・冷蔵保存別におすすめの保存方法をご紹介します。
1~2週間で飲み切る場合は【常温】で保存
コーヒー豆は、焙煎日から2~3週間で飲み切るのが理想です。この期間に飲み切れる量の場合は、常温保存が望ましいでしょう。
保存方法はアルミ箔が内側に施されたジッパー付き袋や、ホーロー、金属製の密閉容器がおすすめです。ガラス製やプラスチック製などの透明のキャニスターで保存したい場合は、購入したときのパッケージごと容器に入れるか、移し替えた場合は光の当たらない場所に保存しましょう。
また、コーヒー豆を焙煎した直後は、コーヒー豆の中にたくさんの二酸化炭素が含まれています。コーヒー豆の成分を十分に抽出するために、「焙煎後3日~1週間ほど経った頃が飲み頃」と覚えておくと、美味しいコーヒーを楽しむのに便利ですよ。もし焙煎日が分からない場合は、購入後1~2週間を目安に飲み切るようにしましょう。
長期保存するなら【冷凍】で
コーヒー豆をプレゼントでもらったり、大量購入したりと、1~2週間で飲み切るのが難しい場合もありますよね。そんなときは、劣化を遅らせることができる冷凍保存がおすすめです。
冷凍保存する場合、コーヒー豆は小分けしてフリーザーバッグに入れるか、購入時のまま冷凍し、使うときに必要な分だけ素早く取り出す方法などがあります。
※購入時の袋が冷凍可能かどうか、商品の注意書きを十分に確認すること
コーヒー豆の劣化を遅くすることができるとはいえ、できれば1~2カ月を目安に飲み切るようにしましょう。
また、「冷凍したコーヒー豆は解凍が必要?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。焙煎後のコーヒー豆は水分量が低く、冷凍しても完全に凍るわけではありません。冷凍のままコーヒーミルで挽くことが可能な上、解凍による結露を抑えられます。
しかし解凍の必要性については諸説あるので、もし解凍したいという方は冷蔵庫に移してゆっくりと解凍を行いましょう。
【冷蔵】で保存するなら2週間を目安に
夏の暑い日には、室内が高温多湿になるのが心配……。でも冷凍庫にコーヒー豆を保存するスペースがない。そんなときは、冷蔵庫での保存をご提案します。
しかし、冷蔵庫保存では扉の開閉による結露のリスクが高まったり、他の食品のニオイが移ってしまったりということも。そのため、開閉の影響を受けにくい冷蔵庫の奥や、ニオイの強い食品から遠い場所に置くと良いでしょう。
保存容器は常温と同じくアルミ箔がコーティングされたジッパー付きの袋や、密閉度の高いキャニスターがおすすめです。冷凍庫ほど劣化を遅らせることができないため、保存期間は2週間を目安にすると良いでしょう。
【コーヒー豆保存におすすめの容器】100均や無印アイテムも紹介
コーヒー豆の劣化を早めてしまうのは、酸素・光・高温・湿気が関係していましたね。では、どのような保存容器が適しているのでしょうか。
ここでは、コーヒー豆の保存に使われる容器の種類や特徴、おすすめの商品を紹介していきます。
【1】ガラス製容器
ガラス製容器はコーヒー豆の残量が一目で確認できたり、インテリアにもなったりと、人気の高い容器です。しかし遮光性はないため、直射日光を避けた場所に保管しましょう。なお、ガラスは割れやすくケガの原因にもなるので、小さなお子さまやペットが誤って落としてしまわないよう、置き場所に気を付けたいですね。
(1)「スリーコインズ」のガラス製キャニスター
「スリーコインズ」から販売されているのは、「KITINTO」シリーズのガラスキャニスター。パッキン付きの蓋が密封性を高めてくれます。2つ入りなので、コーヒー豆の種類を分けたり、茶葉を入れたりと役立ちそうですね。
(2)「ニトリ」スチールカバー付きガラス容器
続いてご紹介するのは、「ニトリ」のガラスキャニスターです。容量は350mlと600mlから選べるので、飲む量に合わせて選べます。ガラス容器の外側にスチール製のカバーが付いているような形状で、遮光しながら保存することができます。窓付きなので中身の確認がしやすいところも便利です。
(3)「HARIO」の耐熱ガラスキャニスター
「HARIO」の「珈琲キャニスター」は、耐熱ガラス製の保存容器です。容量は挽き豆200g分と300g分の2種類から選べます。蓋につまみが付属しており、容器の密封性を高めてくれます。食洗機や熱湯に対応しているので、手入れしやすい点も便利ですね。
(4)「KINTO」のコルク蓋つきガラスボトル
「KINTO」の「BOTTLITキャニスター」は、丸みのある耐熱ガラスとコルクの組み合わせが目を引くデザインです。スプーン不要でコーヒー豆を取り出しやすい形状や、150ml、300ml、600mlから選べる豊富なラインナップも魅力的です。
(5)「無印良品」のガラス瓶
「無印良品」の「ソーダガラス密封ビン」はシンプルなガラスキャニスター。パッキンとフックがあるのでしっかり密封でき、空気に触れて酸化するのを遅らせるのに役立ちます。
サイズバリエーションも豊富なので、コーヒー豆のほかにいろいろな食品の保存にもおすすめ。ずらっと並べるとおしゃれなキッチンに見せられます。
【2】金属製容器
シンプルなデザインが多い金属製容器は、丈夫で遮光性があるのが特徴です。色移りやニオイ移りに強いので、清潔に使い続けられます。しかし、容器によっては金属臭がコーヒーに移る可能性があるので注意。もし気になる場合は、購入時の袋のまま容器に入れる方法がおすすめです。
(1)「カルディコーヒーファーム」のキャニスター缶
マットな質感がかわいい「カルディ」の「オリジナルキャニスター」。スチール素材でブラックやレッドから選べます。シンプルなデザインかつ、シリコンパッキン付きの蓋で実用性も兼ね備えています。カルディで販売されている200gの挽き豆がちょうど入るサイズです。
(2)「GLOCAL STANDARD PRODUCTS」のステンレス製キャニスター
こちらは「GLOCAL STANDARD PRODUCTS」の「TSUBAME Canister Hook」。コーヒー豆を約200g保存できるステンレス製キャニスターで、ツヤ消しされたステンレスやチーク材の蓋など、深みのあるデザインが特徴です。蓋に樹脂パッキンが付属しているほか、本体に別売りのメジャースプーンを収納できるフックが付いているなど、実用的な面もあります。
【3】ホーロー製容器
ホーローとは、金属にガラスをコーティングした素材。湿気や汚れに強く、遮光性に優れているのが特徴です。フタにパッキンが付いているものは、より密封性を高めてくれます。しかし、ホーロー容器に強い衝撃を与えると割れやすいので、取り扱いには注意が必要です。
「野田琺瑯」のキャニスター
こちらは「野田琺瑯」の「TUTU(ツツ)」というキャニスター。中にはシール蓋がついており、ホーロー蓋との二重蓋なのでコーヒー豆の香りを逃しにくく、湿気や空気による酸化を抑えてくれます。
S・M・Lの3サイズ展開で、Sサイズならコーヒー豆200gを保存するのにちょうどいい大きさ。茶筒をイメージしたシンプルなデザインも魅力です。
【4】陶器製容器
陶器製の保存容器は、高い遮光性がメリット。紫外線によるコーヒー豆の劣化を抑えながら保存できます。また、パッキン付きのキャニスターも多く、密閉性が高い利点もあります。見た目も高級感があるので、キッチンのインテリアをセンスアップにも役立つでしょう。ただし、ホーローやガラス製よりは重たいので、落下の危険が少ない場所に収納するのがおすすめです。
100均「ダイソー」の陶器製キャニスター
100均「ダイソー」では、陶磁器やガラスなどさまざまな種類のキャニスターが販売されています。中でも陶器製キャニスターは、木製蓋になっているものが多く、おしゃれな見た目が特徴です。蓋にはパッキンが付いているので、酸素や湿気の侵入を抑えてコーヒー豆の酸化を遅らせることができます。
【5】プラスチック製容器
軽くて割れにくいプラスチック製容器は、気軽に使える保存容器です。持ち運びにも便利なので、アウトドア使いにも向いています。プラスチック製容器は安価で種類が多いですが、日光によるコーヒー豆のダメージには注意が必要。また、容器にニオイもつきやすいです。
100均「ダイソー」のプラスチック製保存容器
こちらは100均「ダイソー」で人気の「ワンプッシュで開閉できる保存容器」。取り外し可能なパッキン付きで、ボタンを押すだけで簡単に開閉できるのが魅力です。
「タケヤ」の「フレッシュロック」など似たような製品はたくさんありますが、リーズナブルなのが100均のメリット。完全密封ではないので、コーヒー豆はアルミ袋に入れたまま保存するのがよさそうです。
【6】クラフトやアルミなどの袋
コーヒー豆を保存するのに適した袋もあります。クラフト素材ならワイヤーで袋の口を閉じることができるものや、内側にアルミが加工されたものなどがあります。加工のないクラフト袋は酸素や湿気を通してしまうので、チャック付きで内側にアルミ加工されたものがおすすめです。ほかにも、ポリエチレンなどのコーティングがされたアルミ保存袋もあり、おしゃれなデザインも豊富にあります。
100均「キャンドゥ」のチャック付き密閉袋
100均「キャンドゥ」で購入できるアルミジッパーバッグは、ロゴが入ったおしゃれなデザインが魅力。内側がアルミ素材なので光を遮り、ニオイ移りも防止してくれます。チャックを閉じる時に空気を抜くようにすれば、酸化が進むのを抑えられそうですね。ジッパーバッグタイプは保存容器よりもスリムに収納できるので、豆の種類がたくさんある時にもコンパクトにしまえるメリットがあります。
コーヒー豆を上手に保存しておいしさを長持ちさせよう
今回は、コーヒー豆の保存方法やおすすめの保存容器について紹介しました。コーヒー豆の酸化を遅らせておいしさを長持ちさせるためには、酸素や湿気、光などから守ることが大切。保管場所に気を付けることはもちろん、保存容器にも注意しましょう。
ガラスや金属などさまざまな種類の保存容器があるので、密閉性や遮光性に注目しながら選ぶのがポイントです。100均や無印にもおしゃれで使いやすい容器が揃っているので、ぜひこの機会にコーヒー豆の保存について見直してみてはいかがでしょうか?
編集部おすすめ「おうちカフェアイテム」9選!
おうちで飲むコーヒーにもっとこだわりたい方、必見! 本章では、編集部おすすめのおうちカフェアイテムを紹介します。
機能性だけでなくデザインにも定評のあるアイテムをチョイスしましたので、キッチンのおしゃれさもワンランクアップしそうです♪
(1)【ブルーボトルコーヒー】ドリッパーセット
大人気カフェ「ブルーボトルコーヒー」の考える「美味しさ」をさらに表現するために開発された、オリジナルドリッパーです。なんと物理学者さんたちとともに、構造・形状・流れに注目してデザインされたのだとか! 佐賀県有田町の「久保田実製陶所-久右ヱ門-」で製造されています。
(2)【POSH LIVING】ドリップスタンド
出しっぱなしOK! インテリアまで格上げするおしゃれなドリップスタンド。圧迫感のないフレームデザインで、マンゴーウッド&アイアンの組み合わせが、インダストリアルなインテリアにもナチュラルなインテリアにもなじみます。コーヒー好きな男性へのギフトにもピッタリです。
(3)【actus】コーヒードリッパー&ドリッパースタンド セット
少量のドリップにおすすめの、ストーンウェア製のドリッパーとドリッパースタンドのセットです。外は素焼、中は釉薬のシンプルなドリッパー。ゴールドカラーのスタイリッシュなドリッパースタンドも、キッチンをおしゃれに見せてくれます。
(4)【KINTO】SLOW COFFEE STYLE ブリュワースタンドセット
テーブルウェアブランド「KINTO」と鹿児島の陶芸作家「ONE KILN(ワンキルン)」城戸雄介さんとのコラボアイテム。ソリッドなステンレスフィルターに、優美なフォルムのカラフェ、ジャグ、ハンドドリップの時間をゆったりと演出するサイドアイテムのセットです。
(5)【ボダム】フレンチプレス
コーヒー初心者の方でも手軽に美味しいコーヒーを淹れることができるフレンチプレス。粗挽きに引いたコーヒー豆にお湯を注ぎ、出来上がりまで置いておくことで安定した味わいを実現。コーヒー豆の旨みや香り、おいしさに必要な豆の油分(コーヒーオイル)を余すことなく抽出できますよ。
(6)【ポーレックス】コーヒーミル・II ミニ
セラミック製品づくりを得意とする「ポーレックス」の、シンプルなデザインとコンパクトなサイズが大人気のコーヒーミル。セラミック製の刃を採用しており、金属臭が豆に移ることもありません。分解して水洗いが可能なので、参加した古い豆と混ざることがなく、毎回引き立ての香りと味が楽しめます。
(7)【メリタ】コーヒーミル グラインダー
手で豆を挽く楽しさ、美味しさを手軽に! 五感でコーヒーを愉しむための、「メリタ」オリジナルの手挽きミル。伝統的なクラシックスタイルデザインが、コーヒーを挽く時間をより優雅に演出してくれます。初めてコーヒー豆を手挽きする方にもピッタリの手動式ミルです。
(8)【メリタ】フラット カッター ディスク グラインダー
粗挽きから細挽きまで17段階に渡って挽き方調整ができる、「メリタ」の電動グラインダー。臼式・フラットカッターディスクのミルによって、コーヒー豆をスピーディーにすりつぶします。電動グラインダーを使用することで、忙しい方や大人数でも簡単に挽き立ての味を楽しむことができます。
(9)【MokuNeji×Kalita】コーヒーミル
日本有数のろくろ挽き技術を誇る石川県・山中の挽物木地職人と老舗コーヒー機器メーカー「カリタ」社が共同開発した、「MokuNeji(モクネジ)」のコーヒーミル。毎日使うものとして挽きやすさにこだわり、持ちやすさと安定性、プロポーションの美しさを実現。軽い挽き心地で粉の粗さも調節できます。
※通販サイトにより価格は変動する場合があります