目次
- 窓に合ったサイズのカーテンを選ぶコツ
- 【1】カーテンの正しい測り方をチェック
- 【2】既製品にするかオーダーするかをチェック
- 【3】寒さが気になる部屋は長めの丈にする方法もあり
- カーテンの色の選び方
- 【1】色が与える心理効果に注目
- 【2】部屋ごとに適した色をチェック
- 【3】部屋を広く見せたいなら壁と同系色を
- 【4】インテリアに合わせた色を選ぶのもおすすめ
- カーテンにはどんな種類がある?
- 【1】ドレープカーテン(厚手カーテン)
- 【2】レースカーテン
- 【3】カフェカーテン
- 【4】シェード
- カーテンの機能もチェックしておこう
- 【1】遮光
- 【2】遮像・ミラーレース
- 【3】遮音(防音)
- 【4】遮熱
- 【5】防炎
- 【6】UVカット
- 【7】花粉キャッチ
- 【8】消臭
- カーテンの正しい選び方を知って窓にぴったり合うものを見つけよう
窓に合ったサイズのカーテンを選ぶコツ
カーテンを選ぶ時は、窓のサイズに合っていることが大前提。しっかり窓のサイズを測って、ぴったりなものを選びましょう。本章では、カーテンの「サイズ」の選び方について紹介します。
【1】カーテンの正しい測り方をチェック
カーテンは幅と丈の両方のサイズが必要です。まず幅は、カーテンレールの端にある固定ランナー(フックを引っかける穴のこと)同士の長さを測りましょう。
片方の固定ランナーの中心からスタートして、反対の固定ランナーの中心までを測ります。これは賃貸のおうちでもよく見られる一般的なカーテンレールの測り方です。
左右に飾りなどがついた装飾レールの場合は、両端にあるキャップのつけ根同士の長さを測ってください。そしてどちらのレールの場合も、測った幅に5%ほどプラスした長さが必要な横幅のサイズです。
一方の丈は、固定ランナーの下から計測します。腰高窓の場合は、窓枠の下まで測り、そこに15~20cmプラスした長さがおすすめ。ただし、家具などを置く場合は、カーテンが家具に当たらない高さに調節しましょう。
掃き出し窓の場合は、ランナーから床まで測った長さからマイナス1~2cmがおすすめの長さです。
【2】既製品にするかオーダーするかをチェック
カーテンには既製品とオーダー品とがあります。
既製品とは一般的な窓のサイズに合わせて作られたカーテンのこと。インテリアショップやホームセンターなどで袋に入って売られており、比較的リーズナブルで、購入したらすぐに使うことができます。
既製品でよく取り扱われているサイズには、幅100cm×丈135cm×2枚、幅100cm×丈178cm×2枚、幅100cm×丈200cm×2枚がなどが挙げられます。「ニトリ」や「カインズ」などでは既製品サイズも豊富にあるので選びやすいでしょう。
一方でオーダー品とは1cm単位で注文するカーテンのこと。既製品のサイズでは合わない窓の場合にはオーダーする必要があります。
既製品より値段が高くなりますが、オーダー品でしか取り扱っていないカーテン生地も豊富にあるので、デザインを重視したい場合にも向いています。ただし注文してから受け取るまでに時間がかかるので、新居に間に合わせたい場合は早めにオーダーしましょう。
【3】寒さが気になる部屋は長めの丈にする方法もあり
北側の部屋など、窓からの冷気が気になる場合はカーテンを吊るすことで断熱効果がアップします。その際に、長めの丈にすると窓からの冷気カットに役立つでしょう。特に掃き出し窓の場合は床につく長さにすると隙間からの冷気を抑えられます。同様に横幅も長めにすることで寒さ対策になります。
カーテンの色の選び方
カーテンの色やデザインはインテリアの雰囲気を大きく左右します。特に色を変えるだけでガラリと印象が変わるもの。どんな色がいいのか事前によく考えておきましょう。
【1】色が与える心理効果に注目
色にはそれぞれに心理的な効果があります。部屋に合わせた色を選ぶことで、より過ごしやすい空間にすることができます。
例えばグリーンならリラックス、ベージュやブラウンは安心感、ブルーなら興奮した気持ちを落ち着ける、ピンクならやさしい雰囲気になるなどのイメージがあります。どの色か迷った時は心理的な効果にも注目してみてくださいね。
【2】部屋ごとに適した色をチェック
色の心理効果を活かして、部屋ごとに適したカラーのカーテンを取り入れるのもおすすめです。例えば、リビングではくつろぎやすい色のカーテンを選びましょう。
自然を連想させるブラウンやグリーン系の色はリラックスしやすいですよ。アイボリー系も人気がありますね。また、寝室やワークスペースには鎮静効果のあるブルー系のカーテンが向いています。
【3】部屋を広く見せたいなら壁と同系色を
カーテンの色選びによって部屋を広く感じさせることもできます。ワンルームなどの狭いお部屋をなるべく開放的に見せたいなら、壁と同系色のカーテンを選ぶのがおすすめ。
賃貸のお家では白っぽい壁紙が多いので、カーテンもホワイト系を選べば明るくて開放的な印象になります。また、アクセントクロスとして壁の一面だけ色が使われている場合は、その色に合わせたカーテンを選ぶとまとまりのある空間になります。
【4】インテリアに合わせた色を選ぶのもおすすめ
カーテンの色は、家具やファブリックなどインテリアアイテムの色に合わせて選ぶのもOKです。ナチュラルカラーの木製家具が多いなら、ベージュやグリーンなど明るいアースカラーが好相性。北欧テイストの家具には、明るいブルーやグレーの色もよく合います。
また、ダークブラウンの家具にあわせるなら、カーテンの色も落ち着いたトーンにすると馴染みやすいです。最近人気のホワイトインテリアなら、カーテンもホワイトで揃えましょう。その際に、真っ白ではなくてアイボリーのようなやさしい白色を選ぶとナチュラルになります。
カーテンにはどんな種類がある?
カーテンと一言でいっても種類はさまざま。主にどんなカーテンがあるのが紹介していきます。
【1】ドレープカーテン(厚手カーテン)
ドレープカーテンは、室内側にかける分厚い生地のカーテンのこと。色や柄がはっきりしていて、インテリアの雰囲気を左右します。部屋の中を外から覗かれないようにしたり、太陽光を遮ったりしたい場合などに必要です。
【2】レースカーテン
レースカーテンは薄い生地のカーテンで、太陽の光をやわらかく遮りながらも、部屋を明るくしてくれるカーテンです。ドレープカーテンと二重にして吊るすことも多いですね。
デザイン性はドレープカーテンほど種類がありませんが、最近ではUVカットや花粉キャッチなどいろいろな機能のものも登場しています。
【3】カフェカーテン
キッチンやトイレ、洗面所などの小さな窓にかけて目隠しする場合に使うのがカフェカーテン。丈の短い小さなカーテンです。突っ張り棒に通して使うものが多く、100均などでも売られています。カーテンレールも要らないので簡単に取り付けられ、賃貸でも使いやすいカーテンです。
【4】シェード
シェードは、紐やコードを引っ張って上下に開閉させるカーテンのこと。普通のカーテンのようにヒダができるのが特徴で、ドレープやレースカーテンの生地を使って作られることが多いです。オーダーカーテンのように、好きな生地とサイズを決めて注文することができます。サイズバリエーションは多くないですが、既製品もありますよ。
似たようなものにロールスクリーンやブラインドもありますが、ロールスクリーンは専用生地を巻き上げるタイプのもので、ブラインドは金属や木製の薄い板を糸でつなげたものです。いずれも機械部分を窓枠や壁にネジで取り付ける必要があるので、賃貸の場合は注意が必要です。
カーテンの機能もチェックしておこう
カーテン生地にはさまざまな機能を備えたものが多くあります。お部屋の悩みに合わせて選ぶと、より快適に過ごせるようになるでしょう。どんな機能があるのか紹介していきます。
【1】遮光
ドレープカーテンの基本的な機能である遮光は、その名の通り光を遮る機能。1級・2級・3級と等級があり、1級に近づくほど遮光度が高くなります。カーテンの裏面に遮光の加工を施していたり、遮光の裏地がついて二重になっていたりします。
朝に太陽の光が気になる場合はもちろん、夜間の室内の光を外に漏らしたくない場合にも役立ちます。特に女性の一人暮らしなら、防犯のためにも遮光性の高いドレープカーテンがあると安心です。
【2】遮像・ミラーレース
レースカーテンには、外から室内の様子を見えにくくする機能を備えたものがあります。ミラーレースは、屋外側から生地を見た時に太陽光を反射して室内を見えにくくする機能のもの。室内からは外の様子が適度に透けて見えます。ただし、室内の様子が見えにくくなるのは日中のみで、夜間は透けてしまいます。
遮像レースカーテンは生地の織り密度が高く、昼も夜も室内が透けにくいタイプ。室内からの外の様子も見えにくくなりますが、夜間のプライバシーを守るのに役立ちます。マンションの低層階や戸建てなど、特に外からの視線が気になるお部屋に住んでいる人におすすめです。
【3】遮音(防音)
おうちのすぐ近くに線路や踏切、幹線道路などがあると、騒音が気になりますよね。そんな時は遮音機能のカーテンを選ぶのがおすすめ。遮音カーテンは生地裏面の特殊なコーティングで外から室内に入る音を軽減する効果があります。また反対に、室内から外へ音が漏れるのを抑えるのにも役立ちます。ペットの鳴き声が気になる人にもおすすめです。
【4】遮熱
窓からは夏の熱気や冬の冷気が入ってきます。遮熱カーテンを選べば、そんな外気をカットして冷暖房効率をアップさせるのにも役立ちます。ドレープカーテンにもレースカーテンにも遮熱機能を備えたものがあるので、両方を使えばさらに効果が期待できそうです。西日が強くて夏に暑くなるお部屋や、北側で気温が低いお部屋におすすめです。
【5】防炎
防炎カーテンとは燃えにくい加工を施した生地で仕上げたカーテンのこと。「日本防炎協会」の試験をクリアし、防炎ラベルがついているものが防炎カーテンです。高さ約31m以上(およそ11階建てくらい)のマンションに住んでいる場合は、住民全員が防炎カーテンを使用するように消防法で義務付けられています。そのため、高層マンションへ引っ越す予定のある場合は防炎カーテンを選びましょう。
【6】UVカット
室内にいても紫外線は窓を通して入ってきます。しかし日中は自然光の明るさを取り入れたいですよね。そんな時はUVカット機能を備えたレースカーテンを選んでおくと安心です。商品によってUVカット率が異なるのでチェックしておきましょう。
【7】花粉キャッチ
花粉症の人は、花粉キャッチ機能のついたレースカーテンがおすすめです。これは特殊な繊維構造で屋外からの花粉を絡め取ってくれる機能。室内へ花粉が侵入するのを軽減してくれます。洗濯機で丸洗いすれば、カーテンについた花粉を簡単に落とせます。
【8】消臭
ペットや生ごみなどの生活臭が気になるなら、消臭機能のカーテンを使うといいでしょう。消臭カーテンには、ドレープもレースもあります。ホームパーティーなど、リビングで鍋や焼肉などホットプレート料理をよくする場合はカーテンにもニオイがつきやすいです。そんな時に消臭機能カーテンだと安心ですね。
カーテンの正しい選び方を知って窓にぴったり合うものを見つけよう
カーテンの選び方を紹介しました。サイズの正しい測り方をはじめ、色の選び方、さまざまなカーテン機能を知っておくとそのお部屋にぴったりなカーテンを見つけられるはずです。
新生活や模様替えでカーテンの購入予定がある人は、ぜひカーテンの正しい選び方をチェックしておいてくださいね。