デビュー作『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』で「小学館ライトノベル大賞」優秀賞を受賞した赤城大空の同名小説を原作に、数多くの映画に引っ張りだこの若手実力派俳優・村上虹郎の主演で実写映画化した『二度めの夏、二度と会えない君』。高校生の男女5人が織り成す、ひと夏の青春純愛ストーリーだ。
9/1(金)の本作公開を前に、8/3(木)、主演の村上が『T・ジョイ京都』で舞台挨拶を行った。
会場からの熱い声援の中、颯爽とした身のこなしでステージに登壇した村上は、「朝、早いですよね」と集まった観客を気遣いながらも「実は僕も夜型なんですけど(笑)。昨日、朝映画も良いよ!ってツイートしたんです。今日はみなさんと楽しい時間が過ごせればと思います」と舞台挨拶をスタート。
自身の両親(父・村上 淳、母・UA)が関西出身ということで家では関西弁で話し、京田辺の同志社大学に友達が多く関西にもよく来るという村上。母のUAは村上の出演映画を観てすごく褒めてくれるそうだが、なぜか舞台ものには超辛口でダメ出しをしてくる…と、プライベートが垣間見えるエピソードも披露してくれた。
本作で演じた智を「どこか不器用なキャラクター」と捉え、「僕自身あまり器用な方ではないので、智には親近感を持っています」と自分と重なる部分もあったのだとか。「ただ、役柄とは言え“好きな人が死ぬ”って、計り知れない感情を抱くはずで、そういう感情を表現するために、ある意味“最高のハッタリ”をかまさなくちゃならなくて。でも、実人生で起こったとしたら、自分がどうなってしまうか正直わからないですね」。
本作では、ガールズ・バンド「たんこぶちん」のVo&Gt・吉田円佳が映画初出演にしてヒロイン燐役を務める。
劇中で見事なギター演奏を披露している村上は、初めてのバンド演奏で「こんなに楽しくていいのか!?」という印象を抱いたそう。
また、「この映画は、めちゃくちゃ音楽が素敵なんです!」と、音楽を担当した「たんこぶちん」を絶賛。演技の上でも、吉田の存在感に救われたと話した。
「エセな感じの関西弁」だと苦笑しつつ、「朝やし、うまくしゃべれんかったけど、今日はありがとう!」と、ファンからの温かい拍手が鳴り止まない中、舞台挨拶を締めくくった。
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【STORY】
高校3年の夏の初め、森山 燐(吉田円佳)は、「文化祭でライブをする」という夢を叶えるために、篠原 智(村上虹郎)が通う高校に転校してきた。
バンドメンバーとして集められたのは、智、花京院姫子(金城茉奈)、石田六郎(山田裕貴)。学校ではバンド活動が禁止されていたが、生徒会長の菅野瑛子(加藤玲奈)の手助けもあり、文化祭ライブは成功を収めた。
そして夏の終わり、智は燐に寄せていた想いを伝えるが、激しく拒絶され、そのことが2人を引き裂いてしまう。
「なぜあんなことを言ってしまったのだろう。もしもやり直せるなら」。ある日、後悔に苛まれる智の身にタイムリープが起こり、“あの夏”をやり直すチャンスを手にする。
今度は自分の気持ちを押し殺すことを決心し、智は再び燐との“二度めの夏”を過ごすが……。
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【公式HP】 http://nido-natsu.com
【原作】 赤城大空「二度めの夏、二度と会えない君」(ガガガ文庫刊/ガガガ文庫10周年企画)
【監督】 中西健二
【脚本】 長谷川康夫
【出演】 村上虹郎、吉田円佳、加藤玲奈、金城茉奈、山田裕貴
本上まなみ/菊池亜希子 ほか
2017年/日本/1時間46分
【配給】 キノフィルムズ
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9/1(金)公開
【大阪】
梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、MOVIX堺
【京都】
T・ジョイ京都
【兵庫】
MOVIXあまがさき
【奈良】
ユナイテッド・シネマ橿原、イオンシネマ西大和
【和歌山】
イオンシネマ和歌山
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