「Cafe NooNe(カフェヌネ)」(大阪府大阪市中央区東心斎橋)があるのは、Osaka Metro「長堀橋駅」と「心斎橋駅」のちょうど間の、東心斎橋エリア。飲食店が多く連なるこの一帯の中でもとくに女性から支持され、韓国カルチャー好きを虜にしています。
開放的な店内で気分転換しよう!
韓国カフェといえばこじんまりとしたお店が多い印象ですが、「Cafe NooNe」は比較的広めの規模感。淡いブルーとホワイトを基調とした店内にパステルカラーのテーブルや椅子がずらりと並び、ひとりでも気兼ねなく訪れられる雰囲気です。
テラスと店内とを分ける扉はこの時期(※取材は2023年5月)開け放たれ、店内に心地よい風と日差しを届けます。テラスには背の高いグリーンも置かれ、まるでリゾート地のカフェに来たような気分に。心斎橋の路地の面しているお店だと思えないほど開放感があります。
お店に入ったらまずは座席を確保し、カウンターにてオーダーしましょう。定番のコーヒーや紅茶、エイドなどのドリンクのほか、ショーケースに並ぶ可愛らしいケーキにもうっとりします。ケーキやマカロンはその日によってラインアップが変わるので、ぜひじっくり選んでくださいね。
味わいにこだわったケーキたち
韓国風カフェのスイーツは、大胆なトッピングやキッチュなデザインなど、とりわけ“見た目”に注目が集まりがちですが、「Cafe NooNe」のパティシエ兼店長さんは「見た目はもちろん、第一に考えているのは絶対に味です!」と話します。
「韓国のデザインや味わいに影響を受けつつも、それをそのまま提供するのではなく、一度自分の中で落とし込んで、心から“おいしい”と思えるものをお作りしています」と、ここにしかない味わいをとことん追求。できるだけヘビーに感じない味わいを意識し、お砂糖などの甘さは極力控えつつ、小麦粉の代わりにコーンスターチを使うなどしてさっぱりとした後口に仕上げています。
どれも思わず写真に撮りたくなるルックスでありながら、絶妙な甘みの調整や、滑らかな口溶け、後口の儚さなど、細かな部分にこだわったケーキたち。一つひとつ大きめサイズではありますが、ペロリと食べてしまえる軽やかさがあります。
チーズケーキの滑らかさにびっくり
こちらはクリームチーズがたっぷり入った「キャラメルナッツチーズケーキ」(700円)と、グラデーションが美しい「レモンエイド」(630円)。チーズケーキは、底にクッキーを敷き込み、自家製キャラメルソースを加えた生地にクルミをのせて焼き上げて、ホイップクリームと香ばしいキャラメルソースをトッピングしています。
ひと口頬張って、その滑らかさに思わず「わあ」と声をあげてしまいました! この舌触りは、丁寧な裏漉しや焼き上げ温度と時間の緻密な調節なくしては実現しないはず。ベイクドチーズケーキとバスクチーズケーキの間ぐらいの食感を目指しているそうで、しっとり感と口溶けのバランスも絶妙です。
ここにナッツとクッキーのざくざく食感も加わることで、最後までまったく飽きずに食べられました。しっかりコクを感じさせながらも後を引かないのもうれしく、もうひとつぐらいは余裕でいけちゃいます。
自家製レモンシロップで仕立てる「レモンエイド」も、キリリとした酸味がケーキによく合います。「エイドは人気メニューで、店内すべてのお客様がエイドをオーダーされることもあります。旬のフルーツでシロップを手作りしているので、フレッシュなおいしさを味わっていただけますよ」と店長さんもにっこり。
多彩なケーキの数々を少しご紹介
こちらは丸いフォルムが特徴的な「ティラミス」(630円)。温度管理を徹底したりほんの少しだけゼラチンを加えたりしながら、この形を維持しています。マスカルポーネチーズの滑らかなプリンのような、儚い食感が楽しめます。
「ラミントンケーキ」(630円)は、オーストラリアの伝統菓子をイメージして作り上げたもの。一般的なラミントンは四角いスポンジ生地にチョコレートをコーティングしたものですが、こちらでは3種類の乳製品を使いつつバニラビーンズも練り込むなど、独自の工夫をプラス。
さらに自家製ベリーソースを挟み込み、カカオのパーセンテージが高いチョコレートでコーティングしつつ、2種類のココナッツパウダーをまとわせます。
キッチュな見た目からは想像できない、香りと味わいの豊かな広がりが感じられるはず。登場以来完売続きの人気ケーキです。
「Cafe NooNe」でおいしいひと時をお楽しみあれ!
味わいにもデザインにもこだわりが詰まったケーキと、自家製シロップのエイド、そして居心地の良い開放的な店内。おやすみの日にはもちろん、お仕事終わりなどちょっとひと息つきたいときにもぜひ訪れたいカフェです。
- おいしいケーキが食べたい
- 韓国カルチャーが大好き
- カフェでまったり自分時間を過ごしたい
そんな人におすすめ。休日などは行列になることもありますが、間違いなく並んででも食べたいおいしさです。ぜひ足を運んで、とっておきのひと口を頬張ってくださいね!