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洋菓子のイメージが強い神戸市。しかし、神戸市内には古くから地元の方に愛され続ける和菓子店や、ほっこり癒やされる和菓子がいただけるお店など、隠れた名店がたくさんありますよ♪
●神戸で有名な和菓子を味わいたい方
気になる和菓子をチェックしたら、自分用のおやつや手土産として、ぜひ味わってみてくださいね。
神戸で味わえる美味しい和菓子9選
1.【三宮】御菓子司 月ヶ瀬
「御菓子司 月ヶ瀬」(兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町)は創業から66年以上続いている、昔ながらの和菓子屋さん。同店の「豆大福」は、こしあんとつぶあんから選べるので、食感の違いを食べ比べてみるのも楽しいですよ♪ 「豆大福」は、夏期の間は販売をお休みされるようなので、販売期間は公式Instagramでチェックしてくださいね。
こちらのお店は、JR「三宮」駅から徒歩約5分の場所にあるので、電車の乗り換えやショッピングの際にも足を運びやすいスポット。季節に合わせた期間限定の和菓子が販売されることも多く、夏には「笹餅」、秋には「栗羽二重餅」が登場することもあります。子どもの日に食べるイメージがある「柏餅」ですが、同店では4月~12月まで販売されていて手土産にもおすすめ。
店名:「御菓子司 月ヶ瀬」
住所:兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町4-10-18 二宮商店街(MAP)
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜・水曜(行事日、祝日は休日変更有り)
2.【元町】つばきや
あんこ好きの方にぜひ立ち寄っていただきたい和菓子店が、「つばきや」(兵庫県神戸市中央区中山手通)です。同店はあんこを使ったおやつの店。店主が毎日1つずつ手作りしているお菓子はやさしい甘さが特徴。おはぎの種類もバラエティ豊かで、「黒ゴマ」、「黒豆きなこ」、「小豆つぶあん」、「くるみ白あん」、「雑穀米」などから選べます。
和の雰囲気を残しながら、洋菓子店のように並べられたお菓子には、「あんスコーン」や「小豆グラノラ」など、和菓子と洋菓子のエッセンスを融合させたお菓子も並んでいます。「どら焼き」には、つぶあんだけでなく「あんず白あん」のフレーバーもあり、ひと味違った和菓子を堪能できますよ。
3.【みなと元町】二つ茶屋
「二つ茶屋」(兵庫県神戸市中央区元町通)は、創業から80年以上地元の方に愛されてきた和菓子店。吟味した材料を使って手作りされる和菓子には、地方発送できるものも。写真の「どら焼き」も発送ができる商品なので、神戸土産として友人や、大切な方へ送るのもおすすめです。
同店の和菓子は、京都生まれの和菓子に、神戸らしさを加えて作られたもの。パイの食感が楽しいスイートポテト「神戸っ子」や、地名を文字って名付けられた煎餅「舞子の老松葉」など、お土産にしたくなる和菓子がたくさん販売されています。2階には喫茶室もあるので観光やショッピングで疲れてしまったら、足を休めに訪れてみてはいかがでしょうか?
店名:「二つ茶屋」
住所:兵庫県神戸市中央区元町通3-7-9(MAP)
営業時間:10:00~18:00(喫茶は10:30~17:20オーダーストップ)
定休日:不定休(喫茶は水曜日)
4.【摩耶】美吉堂本舗
1925年に、灘区にある水道筋商店街に創業した「美吉堂本舗」(兵庫県神戸市灘区水道筋)は、和菓子を通じて季節感や食文化を感じられるお店。写真の「あん餅」は期間限定の商品で、そのまま食べても、こんがり焼いても美味しい和菓子です。お店で炊き上げられる餡は、粒が大きいのが特徴。北海道産大納言小豆と和三盆を使って作られていて、控えめな甘さになっています。
店内では、伝統的な和菓子はもちろん、新感覚で生み出される和菓子屋さんが作る焼菓子も販売されています。あっさりとしたパイ生地の中に、青梅や栗、金柑を1粒ずつ包み焼き上げた「六甲パイ」は、コーヒーや紅茶とも相性ばっちり! 冠婚葬祭やお茶の席にぴったりの「薯蕷(じょうよ)饅頭」や「赤飯」も注文できますよ。
5.【兵庫】御菓子司 幸福堂 御旅店
「御菓子司 幸福堂」は、昭和13年に創業してから、地元の方に長く愛されている老舗の和菓子屋さん。十勝産小豆を使用した「きんつば」は、甘さ控えめなので何個も食べたくなる美味しさです。土曜日と日曜日は、「きんつば」や「どら焼き」の実演販売をしていることもあるので、できたての和菓子を堪能できます♪
「御菓子司 幸福堂 御旅店」(兵庫県神戸市兵庫区塚本通)は、JR「兵庫駅」から徒歩約5分の場所にあり、“幸福堂”と大きな文字で書かれた看板が目印です。季節感を目でも楽しめる「上生菓子」も販売しているので、手土産にもぴったりですよ。「御旅店」の他に、「新長田店」もあるので利用しやすい店舗に足を運んでみてくださいね。
6.【板宿】板宿菓匠 明月庵本舗
昭和21年に創業した「板宿菓匠 明月庵本舗」(兵庫県神戸市須磨区飛松町)は、赤い野点傘が目印の和菓子店。一見和菓子に見えないこちらの「葛あいす」は、和の素材“葛”を使った“溶けないアイス”。ぷるぷるとした食感と、ジューシーなフルーツを一度に味わえる爽やかな和菓子です。涼やかな見た目なので、夏場の手土産にも喜ばれますよ。
同店は神戸市営地下鉄や山陽電鉄の「板宿駅」から徒歩約2分。店頭には様々な種類の和菓子が、所せましと並んでいます。四季に合わせて販売される和菓子には、夏の和菓子である「水まんじゅう」もあります。食べやすいようにカップデザートになっているので、手を汚さずにいただけるのがうれしいですね。
7.【垂水】御菓子司 杵屋総本店
JR「垂水駅」から徒歩約3分でアクセスできる「御菓子司 杵屋総本店」(兵庫県神戸市垂水区神田町)の名物は、「平磯最中」。外側の最中は餡と合わせた際の薄さと食感を考えて作り出されていて、口に入れたときに餡との絶妙なバランスを楽しめます。「平磯最中」に使われる餡子は、同店の餡子の中で最も滑らかなものなんだそう。サクッとした最中と、舌触りの良い餡子のハーモニーを体験してみてください♪
和の趣きたっぷりの店内には、日持ちのする「かりんとう饅頭」などの焼菓子や、「麩饅頭」などの蒸し菓子も販売されているので神戸土産としてもおすすめです。和菓子で季節感を楽しみたい方は、「フルーツ大福」をどうぞ。「みかん大福」や「いちご大福」など、季節の生のフルーツを使用しているので、早めに召し上がってくださいね。
8.【淡河】満月堂
「満月堂」(兵庫県神戸市北区淡河町淡河)は、明治15年から営業している地元の素材にこだわった和菓子店です。写真の「豊助饅頭」は、独自の饅頭作りの手法を生み出した、初代の名前が由来だそう。安土桃山時代の頃から、京と大阪を結ぶ宿場町として栄えた「淡河町」を往来する人々の間で評判となり、現在も愛され続ける和菓子です。
静かな山里に佇む同店ですが、地元の方々だけでなく、大型バスの観光客や行楽途中で立ち寄る人が多いのだとか。少しでも多くの方に作りたての「豊助饅頭」を提供できるように、開店から閉店まで、2、3時間おきに生産しているので、運が良ければ出来たてほやほやの饅頭を味わえるかもしれませんよ。
9.【神出】ほうらく堂 神出店
「ほうらく堂」は、大正12年に神戸で創業しました。同店の餡は、代々門外不出で受け継がれたもの。厳選された小豆はもちろん、高級な砂糖と神戸の水で作られていて、あっさりとした上品な甘さが特徴です。こちらの「ほうらく饅頭」は、そんなこだわりの餡の美味しさをストレートに感じられる和菓子。必要のないものは一切加えていないため日持ちはしませんが、1つ食べると何個も食べたくなる和菓子です。
写真の「ほうらく堂 神出店」(兵庫県神戸市西区神出町東)は、店舗の前に駐車場があり、車でのアクセスが便利。本店や販売店を含め、神戸市内で「ほうらく饅頭」を購入できる場所は8カ所あります。電車での移動なら、阪神「高速長田駅」から徒歩約3分でアクセスできる「長田店」がおすすめ。「長田店」には駐車場はないので注意してくださいね。
神戸で美味しい和菓子に出会おう!
今回は、神戸市内にある美味しい和菓子があるお店をご紹介しました。
素材にこだわった和菓子や、新感覚の和菓子は自分用のおやつにも手土産にもおすすめです。
気になる和菓子をチェックして、ぜひ足を運んでみてくださいね。