42の国と地域で愛される漫画の実写化とあって、世界中から熱い期待が寄せられる映画『黒執事』。主人公の紳士的で悪魔的、美しくて冷酷な執事・セバスチャンを演じたのは、水嶋ヒロだ。
当日、2人とともに登壇した松橋真二プロデューサー(P)は「私は、このような映画は、原作ファンが納得するキャスティングをして初めて企画として成立すると思っているんです。『黒執事』はセバスチャンが水嶋ヒロだったら成立すると思い、彼の元に足繁く通いました」と語る。
水嶋に何度も断られるその度に、松橋Pはコミック全巻やアニメのDVDを送りつけたり、プロット(物語のあらすじ)を書いて持っていったという。「彼は頭がいいので、巻き込んでいったんですよ。“このプロット、どう思う?”、“こうしたら面白いんじゃないですか?”とやりとりが始まって、“じゃぁ、一緒に作ろうよ!!”と、無理やり巻き込みました(笑)」(松橋P)
そんな松橋Pの熱意に、水嶋も「僕じゃないと『黒執事』を実写化しないとおっしゃっていただけて、必要とされる喜びが膨らんできましたね」と、出演を決めた心境を語ってくれた。
一方の剛力の役どころは、原作からキャストを大幅に変更した「男装の少女」。
「本作が水嶋さんの復帰作ということは知っていたので、その作品に参加できるワクワク感がありました。同時に、原作ファンの方々がどういう風に感じられるかなという不安も。ただ、男装することで、男性としても女性としても、いろんな視点からいろんな感情を伝えられるというところで、役をやってよかったなと思います」(剛力)
本作で製作にも携わった水嶋は「初めて試写を見たとき、お芝居で作品に貢献できているかという視点は少し薄かったんです。それよりも、この作品は面白いと思っていただけるのか、初見の人の反応ばかりが気になってしまって。不思議な感じでした」と、プロデューサーとしての顔ものぞかせた。
ちなみに、ラストの「一番大事なシーン」のセリフは、実は水嶋が書いたものなのだとか。それを初めて知った剛力は「何で言ってくれないんですか~(笑)! 私もすごく思いを乗せて言っているセリフなんです。わぁ、びっくりした!!」と驚いていた。
最後に水嶋が「一度頭をまっさらにして、スクリーンに映し出される、僕らが全てを注ぎ込んだ作品を純粋に楽しんでいただけたら」とPR。彼の復帰を心待ちにしていた大勢のファンに惜しまれつつ、舞台挨拶は終了した。
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【STORY】
知識と実力、品格と容姿を兼ね備えた、万能にして忠実な“悪魔の執事”セバスチャン(水嶋ヒロ)。そんな執事が仕える“ご主人様”は、巨大企業の若き総帥にして、幻蜂家当主の幻蜂清玄伯爵(剛力彩芽)。わけあって女であることを隠して生きる男装の令嬢で、その過去に壮絶な傷を抱える。
命と引き換えの“究極の主従関係”でつながっている2人は、伯爵家に代々伝わる女王からの密命を帯びる「女王の番犬」としての裏の役割も担っていた。
ある日2人は、女王から大使館員の「連続ミイラ化怪死事件」の解決という命が下る。
また、時同じくして、少女たちが街から次々失踪する出来事も起きていた。
セバスチャンは、2つの事件を結ぶある手がかりを発見するが……。
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【公式HP】 http://www.kuroshitsuji-movie.jp
【原作】 『黒執事』(枢やな著/月刊『Gファンタジー』掲載/スクウェア・エニックス刊)
【監督】 大谷健太郎、さとうけいいち
【出演】 水嶋ヒロ、剛力彩芽、
優香、山本美月、大野拓朗、栗原 類、海東 健、ホラン千秋、丸山智己、
城田 優、安田 顕、橋本さとし、志垣太郎、伊武雅刀、岸谷五朗 ほか
2014年/日本/1時間59分
【配給】 ワーナー・ブラザース映画
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2014.1/18(土)公開
【大阪】
大阪ステーションシティシネマ、梅田ブルク7、なんばパークスシネマ、あべのアポロシネマ、TOHOシネマズ鳳、TOHOシネマズ泉北、MOVIX堺、ユナイテッド・シネマ岸和田、イオンシネマりんくう泉南、シネプレックス枚方、109シネマズ箕面、MOVIX八尾
【京都】
T・ジョイ京都、TOHOシネマズ二条、MOVIX京都、イオンシネマ久御山、イオンシネマ高の原
【兵庫】
109シネマズHAT神戸、OSシネマズミント神戸、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき、シネパレス山陽座、TOHOシネマズ西宮OS、イオンシネマ三田ウッディタウン、TOHOシネマズ伊丹、イオンシネマ加古川
【奈良】
シネマサンシャイン大和郡山、TOHOシネマズ橿原、MOVIX橿原
【滋賀】
ユナイテッド・シネマ大津、イオンシネマ草津
【和歌山】
ジストシネマ和歌山
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