紅葉と共に楽しみたい、京都市各地の「2023年秋の寺院特別公開」の情報が解禁されました! 普段は非公開の「大徳寺」内の寺院や「本山修験宗総本山 聖護院門跡」、「建仁寺 久昌院」の貴重な寺宝を特別に拝観できます。
「秋の寺院特別公開」情報
シーズンごとに実施される、京都の寺院特別公開! 2023年秋の情報が公開されました。
重要文化財の書院を公開!「本山修験宗総本山 聖護院門跡」
御所も被害を受けた“天明の大火”の際に、光格天皇の仮御所になった格式高い寺院「聖護院門跡」。今回は、後水尾天皇が女院のために建てた優美で繊細な「書院」が3年間の修復を経て特別公開されます。その他、「狩野永納・狩野益信筆 宸殿障壁画」や重要文化財「本尊 不動明王像」なども。
織田信長や豊臣秀吉ゆかりのある「大徳寺」
「大徳寺」内にある、毎年春と秋のみ公開される塔頭寺院「黄梅院」、「興臨院」、「総見院」では、紅葉とともに歴史的な建造物や重要文化財を堪能できます。千利休作庭と伝わる枯山水「直中庭」の眺めも貴重な体験に。また、豊臣秀吉が織田信長の追善菩提のために建立した「大徳寺 総見院」でも、「木造織田信長公坐像」や、濃姫などの「信長公一族の墓碑」、秀吉が茶席を設けたと記録に残る「茶室」も特別公開されます。
・黄梅院:10月7日(土)~12月3日(日)
・興臨院:9月2日(土)~9月24日(日)、9月30日(土)~12月17日(日)
・総見院:10月7日(土)~11月30日(木)
“長篠の戦い”を描いた障壁画が公開「建仁寺 久昌院」
創建者である奥平信昌が活躍し、織田信長・徳川家康の連合軍が武田勝頼の軍を破った“長篠の戦い”を描いた「長篠合戦図」などが特別公開されます。
美しく色づく京都で、寺院の貴重な文化財や建造物を見ながら歴史に思いを馳せてみてはいかが?
※各寺院へのアクセス、拝観の休止日や時間、拝観料などの詳細は「京都春秋」公式サイトにてご確認ください