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犬のマナーベルトとは?目的や使い方・選び方に紙や布などタイプ別の特徴も

犬のマナーベルトとは?目的や使い方・選び方に紙や布などタイプ別の特徴も

犬用のマナーベルトについて紹介。愛犬のマーキング(おしっこをすること)に悩んでいる飼い主さんは注目!公共の場での迷惑行為につながるマーキングを予防してくれる「マナーベルト」の特徴や使い方を紹介します。マナーベルトを取り入れ、愛犬との暮らしをより楽しみましょう。

犬のマナーベルトとは?

マーキングをする犬

オス犬を飼育していると、散歩や外出先でマーキング(おしっこ)をされて、困った経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか。公共の場での排泄行為は、近隣住民とのトラブルの元になったり、路面を汚したり悪臭がついたりして不衛生な環境になったりするなど、迷惑行為でもあります。

マナーベルトを着ける犬

マナーベルトは、そんなオス犬のマーキングを予防するアイテム。オス犬の腰付近に巻き付けて使うベルトのようなもので、中に尿取りパッドを入れて使用するタイプのものもあります。オス犬がマーキングをしても尿は外へ漏れず、マナーベルト内に吸収されます。

犬のマナーベルトはこんな時に役に立つ!
・散歩中
・移動中の車内
・ドッグラン
・ドッグカフェ
・動物病院
・家の中
・ペットホテル

犬用マナーベルトの使用目的や役割

犬のマナーベルトは、主に室内での衛生維持や、他の人や環境への配慮を目的として使用します。

マナーベルトは、主に以下の役割を果たしてくれます。

【1】オス犬のマーキング予防
【2】メス犬との交尾防止
【3】高齢犬の介護

続いての章では、各役割について詳しく説明します。

【1】オス犬のマーキング予防

マーキングをする犬

オス犬が片足を上げておしっこをする行為を、「マーキング」と呼びます。マーキングの目的は、自分の縄張りを主張することや、メス犬に対して自分をアピールすること。マーキングはオス犬の本能ですが、公共の場では迷惑行為に繋がります。

また、屋外だけでなく屋内でもマーキングをすることがあります。理由としては恐怖や不安、ストレス、膀胱炎、飼い主さんとの関係がうまくいっていないなどが挙げられます。
屋内でのマーキングは、去勢手術をすることである程度予防も可能ですが、屋外でのマーキングにはあまり効果は期待できません。

そこで役立つのがマナーベルトです。マナーベルトを着用すれば、マーキングをしても尿はベルト内に吸収されるため、外に漏れることはありません。

【2】メス犬との交尾防止

叱られるコーヒー

ドッグランやドッグカフェなど、たくさんの犬が集まる場所では、発情行為にも注意が必要です。メス犬には発情期があり、発情中のメスがいると、オス犬はメス犬の出す独特のフェロモンによって発情します。避妊・去勢手術をしている場合でも、メス犬がフェロモンを出すことがあるため、安心とは言い切れません。交尾をしてしまった場合、メス犬の望まない妊娠やケンカによる咬傷、感染症に繋がってしまう可能性があります。

交尾を予防するためにも、マナーベルトは役立つアイテムです。腰回りをベルトで覆っているため、交尾をできない環境を作ることができます。

【3】高齢犬の介護

チワワ

犬も高齢になると、足腰が弱ってトイレに間に合わなくなる場合があります。マナーベルトは、高齢犬の粗相予防にも役立ちます。もしトイレに間に合わなかったとしても、ベルトの外に漏れてしまうことがありません。

ただし、マナーベルトはオムツではないため、長時間の着用には不向き。また、メス犬には使用できません。

犬用マナーベルトの主な特徴

マナーベルトをつけたチワワ

マナーベルトは、腰回りに着けるベルトで、中に吸水パッドを敷いて使用するものもあります。オス犬専用に作られているため、メス犬には使用できません。
ベルトの素材はコットンやタオル生地などさまざまで、紙でできた使い捨てタイプから、中のパッドのみを取り替えて使うものまで、バリエーション豊富。また、見た目もシンプルな無地から、カラフルでオシャレなものまで色々販売されているため、外出先でも愛犬を可愛く見せることができます。

犬用マナーベルトの使い方のポイント

オス犬の腰回りにベルトを巻いて使うマナーベルト。
正しく使うには、以下3つのポイントを守るようにしましょう。

・体にぴったり密着させる
・きつく締め付けすぎない
・おしっこをしたらすぐに交換する

マナーベルトは、緩くつけすぎるとズレておしっこが外に漏れてしまうため、マジックテープをしっかり止めて密着させましょう。
ただ、きつく巻き過ぎると、腹部を圧迫したり股関節が擦れてしまうことがあります。マナーベルトをつけたとき、愛犬の歩き方がおかしかったり、腹部を気にするようであれば調節し直してみましょう。
また、マナーベルトの中は蒸れやすく、長時間着用すると皮膚トラブルの原因に繋がります。おしっこをしたらすぐに新しいものと交換するようにしましょう。

愛犬にマナーベルトを使用する際の注意点

マナーベルトをつけたチワワ

愛犬にマナーベルトを使う際、気を付けるべき注意点があります。

(1)清潔に保つ
(2)内股が擦れないようにする
(3)パピーの頃から慣れさせれおく
(4)嫌がっている場合は無理やりつけない

以下、各注意点について説明するのでぜひ参考にしてください。

(1)清潔に保つ

マナーベルトはオムツではないため、長時間の使用には適していません。マナーベルトの中は蒸れやすく、おしっこをしたにも関わらずそのままにしておくと愛犬の皮膚が炎症を起こすなどトラブルの原因になります。マナーベルトを使う際には、短時間ごとに外して蒸れを防ぐこと、そしてマーキング(排尿)後はすぐに交換して衛生的に保つことが大切です。

(2)内股が擦れないようにする

マナーベルトは、着用する位置がずれたり、きつく締め付けすぎたりすると、愛犬の内股が擦れてしまうことがあります。それを予防するために、マナーベルトをつけた際に愛犬が歩きにくそうにしていないか、常に目を配るようにしてあげてください。

(3)パピーの頃から慣れさせておく

チワワのパピー

マナーベルトは、愛犬によっては嫌がる場合もあります。
マナーベルトに慣れてもらうためには、パピー(赤ちゃん)の頃からマナーベルトをつける習慣作りをしてあげることが大切です。成犬の場合も、いきなり長時間つけるのではなく、短時間の使用から徐々に慣れさせるトレーニングを行いましょう。

(4)嫌がる場合は無理につけない

ワンちゃんの中には、マナーベルトの着用をどうしても嫌がる子もいます。
嫌がっているのに無理やりマナーベルトをつけることは、愛犬に過度なストレスがかかります。どうしてもマナーベルトが必要なシーンに備え、まずはごく短時間着用し、徐々に使用時間を延ばすトレーニングをして慣れさせてあげるようにしましょう。

犬用マナーベルトの選び方

ドッグランで遊ぶ3匹のワンちゃん

犬のマナーベルトは、色々な種類が販売されていて、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。本章では、マナーベルトの選び方についてご紹介します。

1.サイズによる選び方

マナーベルトには、いくつかサイズ展開がされているので、愛犬に合ったサイズを選びましょう。サイズが小さすぎると愛犬が動きにくく、逆に大きすぎると動いているうちにどんどんズレてしまいます。

2.犬種による選び方

犬種によっては、胴回りのサイズに合わせると、マナーベルトが大きすぎるという場合もあります。
特に胴回りが太い愛犬には、マジックテープの幅が広いものや、サスペンダータイプを選んであげると、ズレにくくなるでしょう。

3.素材による選び方

マナーベルトは、メッシュ生地やコットンなど様々な素材のものが販売されています。メッシュ生地は通気性に優れ、コットンは肌に優しいといった特徴があります。
愛犬に合った素材のマナーベルトを選びましょう。

犬用マナーベルトのタイプ別メリットとデメリット

マナーベルトは、タイプや素材によって、特徴(メリット・デメリット)が存在します。飼い主さんのライフスタイルや愛犬の好みに合わせたマナーベルト選びが大切です。

「紙のマナーベルト」の特徴

紙素材のマナーベルトは、使い捨てタイプなので費用がかさむこと、そして環境への負担も気になるところですが、何と言っても後処理が簡単で手軽なのが大きなメリットです。最近はチェック柄などおしゃれな紙製マナーベルトも登場しています。
ただ、紙製のマナーベルトは愛犬の胴でクルクル回ってズレてしまい、尿が漏れてしまうことがあるため、ベルトがズレていないかこまめにチェックしてあげましょう。

「布のマナーベルト+紙の吸水パッド」の特徴

布製のマナーベルトの中に、使い捨ての紙製吸水パッドを装着して使用するタイプ。「吸水パッド代(費用)がかさむ」、「いつの間にか吸水パッドがベルトから外れていた……」という声もありますが、使用後は紙の吸水パッドを捨てるだけなので、後処理も簡単! おしゃれなマナーベルトも多く、お洋服とのコーデも楽しめます。

「布のマナーベルト」の特徴

吸水パッド不要の布製マナーベルトです。マナーベルトそのものに吸水性があり、洗濯して繰り返し使えるのが嬉しいポイント! 市場に数多く出回っているものではなく、機能性も高いため少々値が張る場合がありますが、吸水パッドを買う必要がないのでランニングコストがかかりません。

「布のマナーベルト+布の吸水パッド」の特徴

布製のマナーベルトの中に、洗って繰り返し何度でも使える布製吸水パッドを装着して使用するタイプ。パッドの洗濯の手間はかかりますが、ワンちゃんの肌への負担がかかりにくいのがメリット。比較的高額ではありますが、ランニングコストがかからないので、長い目で見ると経済的。環境への負担も少ないのも◎。

●【編集部おすすめ】オスメス兼用布おむつ「omuwan(おむわん)」

3匹のおむつをつけたワンちゃん
着用イメージ(左から豆柴、ミニチュアダックスフンド、MIX〈マルチーズ×プードル〉)※すべて同じサイズを着用

オスメス兼用「omuwan(おむわん)」は、男の子のマーキング予防にもおすすめの純日本製布おむつです。
おしゃれなボーダー柄のおむつカバーに、吸水布パッドをスナップボタンでパチンと留めて使用するタイプなので、ズレにくく、「マナーベルトはくるくる回るので苦手」という方にもおすすめの形状です。吸水布パッドは人間の赤ちゃんの布おむつと同じフワフワの素材を使用しており、お肌の弱いワンちゃんにもピッタリ!
布パッドもカバーも洗って繰り返し利用できるからエコ! 一つひとつ心を込めて手作りされた、注目のペットアイテムです。

犬用マナーベルトを正しく使って愛犬との暮らしを快適に!

女性に抱っこされるワンちゃん

オス犬のマーキング予防に便利な「マナーベルト」について紹介しました。
マーキング以外にも、メス犬との交尾を防止するなど、オス犬特有のトラブルを未然に防ぐことができます。また、移動中の車内やドッグカフェなどの外出先でも役立つため、愛犬との活動範囲が広がります。

注意点をしっかりチェックしつつ、マナーベルトを正しく使って、愛犬との生活をより良いものにしてくださいね!

Writer:原 京子


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