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もしもの時に愛犬を守るために！今すぐ防災対策を始めよう
大雨や地震など、大きな自然災害が毎年のように発生しているため、近年では防災意識も高まっています。日ごろから備蓄や防災グッズを準備してもしもの時のための対策をしている人も少なくないでしょう。
そんな防災対策ですが、家族の一員である愛犬の防災グッズの準備も万全でしょうか？ 人に必要なものはしっかり備えているのに、実は愛犬の防災グッズはあまり用意できていないという人もいるかもしれません。ぜひこの機会に、大切な愛犬の防災グッズについて考えてみましょう。
災害が発生すると愛犬（ペット）はどうなる？
災害が発生した時、愛犬がいるとどんな事態が想定されるのか、まずは知っておくことが大切です。
愛犬の防災対策を始める前に、被災したらどんなことに困るのか理解することで、必要な備えを考えやすくなります。
【1】避難所に入れない可能性がある
災害が起きた場合、愛犬（ペット）との避難が推奨されていますが、ペット同伴だと避難所に入れないことがあります。避難所自体がペットNGのこともあれば、鳴き声やトイレ、ニオイなどによる他の避難者とのトラブルによって、避難所にいづらくなる場合もあります。
被災時の普段と異なる環境は、愛犬（ペット）にとってもストレスを感じやすく、いつもはおとなしいワンちゃんでも吠えてしまう可能性も考えられます。そんな時は、在宅避難や車中避難を検討する必要があります。
【2】病気やケガをしてもすぐ診てもらえない場合がある
被災時は動物病院が休みになる可能性があります。避難時にケガをしてしまっても、すぐに診てもらえないかもしれません。
また、愛犬に持病がある場合でも、通院が難しくなることが考えられます。避難生活で衛生環境が悪くなってしまうと、持病が悪化してしまう恐れもあるため、常備薬は多めにストックするなど日ごろからの対策が欠かせません。
【3】犬用フードや犬用グッズが手に入りにくくなる
被災時の支援品は人のものが優先されるため、犬や猫などのペット用品はすぐには届きません。フードやトイレ用品など、さまざまなアイテムが手に入りにくくなるため、普段から多めにストックしておくことが大切です。
愛犬のために備えたい防災グッズリスト
それではここで、愛犬のために備えておきたい防災グッズを紹介します。ペットによって必要なアイテムは異なりますが、災害が発生したらどんなことが困るのか、しっかり想定しながら「うちの子」に必要なものをリストアップしていきましょう。
（1）1週間分以上のフードや飲料水
普段から食べなれているフードやおやつ、飲料水を1週間分以上備えておきましょう。また、フードと水を与えるための食器も忘れずに。
コンパクトに折りたためるものならかさばらないので、避難の際にも持ち運びやすいです。
（2）外に出るためのグッズ
自宅から避難する際にはペットキャリー、リュック、リードなどが必要です。普段からお出かけの際に使用しているものはそのまま被災時に活用できるため、玄関近くなど取り出しやすい場所に収納しておくのがおすすめです。
また、ケージ代わりにもなるペットキャリーも売られているので、防災用に準備したいという時はチェックしてみてください。
（3）トイレグッズ
トイレグッズは普段から使っているものを多めに備えておくのがおすすめです。トイレシートやおむつ（マナーパンツやマナーバンド、布おむつ）など必要なものを準備します。
トイレシートは濡れた場所を拭くなど雑巾代わりにもなるので、たくさんストックしておくといろいろ活用できるでしょう。
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洗って繰り返し使える犬用布おむつ「omuwan（おむわん）」は、使い捨ての紙おむつに比べるとかさばらず、防災バッグに1つ入れておくと安心です。替えの吸水布パッドも単品販売されているので、何枚か揃えておくとさらに安心です♪
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（4）衛生グッズ
ウェットティッシュは愛犬の体を拭いて清潔にするだけでなく、ペットキャリーやケージ、フードを入れる食器などの拭き取りにも役立ちます。また、消臭スプレーがあればトイレの臭いが気になる時に便利。
ビニール袋は排泄物など臭いが気になるものを入れるために消臭タイプも用意しておくと安心です。トイレットペーパーも用意しておくと、トイレ掃除のほかさまざまなシーンで活用できます。
（5）常備薬
愛犬に持病がある場合は、常備薬を多めにストックしておくのがおすすめ。災害が起こって動物病院が開いていないと、常用している薬が手に入らなくなる恐れがあります。
かかりつけの獣医師に相談して、予備分をもらっておきましょう。
（6）愛犬の情報を記載したメモやカード
万が一、被災時に愛犬を預けることになった場合に備えて、愛犬のことについて詳細を記したメモやカードを準備しておきましょう。
愛犬の名前や写真のほか、飼い主の連絡先、予防接種歴や持病の有無、避妊・去勢手術が済んでいるか、かかりつけの動物病院の連絡先などを記載しておきます。
消耗品はローリングストックで上手に備蓄を
愛犬のフードや飲料水、トイレグッズ、衛生用品などの消耗品は、ローリングストックで備えるのがおすすめです。ローリングストックとは、普段から使っているものを多めに備蓄し、使った分だけ買い足す仕組みのこと。消費と購入を繰り返すことで、常に一定量の備蓄ができます。
いつも食べなれているフードや、使いなれているトイレグッズをそのまま防災グッズにすることができるおすすめの方法です。被災時にペット用品が手に入りにくいことを考え、普段から多めにストックしておくことを意識しましょう。
愛犬に必要な防災グッズを用意して万が一に備えよう
今回は、愛犬のための防災グッズについて紹介しました。
地震や大雨、台風などの災害はいつ発生するかわかりません。もしもの時に大切な愛犬の命を守れるように、日ごろから備えておくことが大切です。ローリングストックでの備蓄も活用しながら、必要なアイテムをリストアップして愛犬のための防災グッズを揃えていきましょう。
