古都奈良を彩る秋の伝統行事「采女祭(うねめまつり)」が、4年ぶりに通常開催! 「中秋の名月」にあたる2023年9月29日(金)、「采女神社」(奈良県奈良市樽井町)や「猿沢池」などで時代行列や儀式が行われます。
4年ぶりに「采女祭」が通常開催
「采女祭」は、「春日大社」の末社である「采女神社」の例祭です。奈良時代に帝の寵愛が衰えたのを嘆き入水した「采女」の霊を鎮めるとともに、人々の幸せを祈ります。
華やかな「花扇奉納行列」から例祭「花扇奉納神事」へ
「采女祭」の当日は、天平衣装をまとった総勢約200名の時代行列が市内を練り歩く「花扇奉納行列」から始まります。行列は17:00にJR「奈良駅」を出発し、例祭が行われる「采女神社」へ向かいます。18:00より例祭「花扇奉納神事」が執り行われます。例祭終了後、「采女ものがたり」と題された、特別事業「うた語り」が「猿沢池(さるさわいけ)」にて行われます。
「管絃船(かんげんせん)の儀」
19:00すぎより、「猿沢池」では采女の霊を鎮め、同時に人々の幸せを祈る「管絃船の儀」を行います。池に浮かべた2隻の「管絃船」(龍頭鷁首〈りゅうとうげきしゅ〉)が、かがり火の下で雅楽を奏でながら回遊する様子は、まるで王朝絵巻のようです。
特別事業「お月見スイーツ×采女祭」
「采女祭」が開催される「中秋の名月」に合わせて、お月見団子などの「お月見スイーツ」を提供する特別事業を実施。奈良市内商店街周辺のスイーツショップ(13店舗予定)で、企画対象の「お月見スイーツ」を含めた商品を1,000円以上購入すると、「采女祭オリジナル絵馬」を先着400枚限定でプレゼント!
※参加スイーツショップなどの詳細は、公式サイトを参照
伝統や歴史を肌で感じる、奈良の「采女祭」。
満月の下で執り行われる幻想的な儀式を見学しに、ぜひ古都奈良へお出かけください。