子供から大人まで、そして日本に留まらず世界中の人々の心をひきつける『スタジオジブリ』のアニメーション作品。
ジブリが作品に注ぎ込んできた、空想的で現実的な建造物へのこだわりに迫る「ジブリの立体建造物展」が、12/2(土)、『あべのハルカス美術館』(大阪市阿倍野区)で開幕した。
1984年公開の『風の谷のナウシカ』から2014年公開の『思い出のマーニー』までの約20作品に登場する“建造物の魅力”を余すところなく紹介。
展示されるのは、作品内でアニメーションの素材として使われた「背景画」や、スタッフがアイデアを共有するために重要な役割を持つ「イメージボード」などの制作資料約450点と、代表作の立体模型など。
『崖の上のポニョ』に登場する「宗介の家」や、『となりのトトロ』でサツキとメイが暮らす「草壁家」などの数々の立体模型は、その建物の魅力を伝えるため、建築家・藤森照信氏の監修のもとで制作。
『千と千尋の神隠し』で千尋が働く「油屋」は、約3メートルという巨大な模型で360℃細密に再現され、作品の魅力を改めて感じさせてくれる。
『スタジオジブリ』の橋田 真さんは「本展で展示されている宮崎 駿による原画や、背景画職人の男鹿和雄の作品群をご覧いただくことを通して、建築のおもしろさを伝えたい」と話す。
本展のオフィシャルサポーターに就任したのは、小さい頃からジブリ作品が大好きだったという横山だいすけさん。「1人でも多くの方に、ジブリ作品の新たな魅力を発見していただきたい」と語る。
本展は、これまでに東京、長野、愛知、熊本と巡回され、今回の大阪での開催が、国内最後。ジブリの貴重な“宝物”を日本で見られるのはラストチャンスとなる。
開催は2018年2/5(月)まで。
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「部分を見れば、全体が見える。ジブリの立体建造物展」
【期間】12/2(土)~2018.2/5(月)
※休館日:12/4(月)、11(月)、1/1(月・祝)
【時間】10:00~20:00(最終入館19:30)
【会場】あべのハルカス美術館
大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F
(近鉄「大阪阿倍野橋駅」、JR・地下鉄「天王寺駅」、阪堺上町線「天王寺駅前駅」すぐ)
【入場料】一般1,500円、大学生・高校生1,100円、中学生・小学生500円 ※未就学児無料
【問】あべのハルカス美術館TEL.06-4399-9050(10:00~18:00)
【HP】http://www.ytv.co.jp/ghibli2017/
【HP】https://www.aham.jp/exhibition/future/ghiblis3dmodel/
【HP】http://www.ghibli.jp/event/kenzo/
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