『ヘルタースケルター』などの岡崎京子によるコミックを基に、『GO』、『パレード』、『ナラタージュ』などの行定 勲が監督を務め、二階堂ふみ主演で映画化された『リバーズ・エッジ』（2/17〈土〉全国公開）。
本作の公開記念・大阪舞台挨拶が、2/12（月・祝）、『TOHOシネマズ 梅田』（大阪市北区）で開催され、二階堂ふみ、吉沢 亮、行定 勲監督が登壇した。
チケットは即完売したという今回の舞台挨拶。今をときめくキャストの登壇に、感極まって号泣するファンの姿も。
本作の舞台は1990年代。河原に放置された死体の存在を共有する高校生たちの不安や孤独、欲望を描く青春群像劇。
原作コミックの発表から20年以上の時を経て、そして映画化企画が立ち上がってから6年の時を経て、今週末ついに公開となる。
企画が立ち上がった当時、まだ17歳だった二階堂。企画段階から関わってきたということもあり、「いよいよ公開なんだなと。自分にとってとても特別な作品なので、たくさんの方々に観て欲しい気持ちですが、少し寂しいような、色々感じるものがあります」と複雑な心情を吐露。
吉沢は「青春の話ではありますが、どの世代にも必ず“刺さる”ものがある作品。たくさんの人に届いて欲しい」、行定監督も「あまりに伝説的な作品なので、映画化にあたって本当に覚悟しました。永遠に誰もが持っている気持ちを描いていますので、今の若い子たちに見てもらいたいですし、観てくれた人に何か残ればいいな」と作品への思いを述べた。
また、舞台挨拶当日は2/12ということで、話題は2日後に迫ったバレンタインデーに。
二階堂は「明後日ということに今日気づきました（笑）。高校生の時は好きな子に手作りチョコをあげていました。手作り派なので、カカオから取りに行きたいくらいでした（笑）」と学生時代の思い出を披露。
吉沢が「小学6年生の頃から“友チョコ”が流行りだしたので、チョコ交換している女の子のところに行って、“余ってるんだったらチョコ頂戴！”と10個くらいもらってました（笑）」と話すと、すかさず行定監督が「チョコ貰ってる奴はすぐこういうことを言う!!」と突っ込み、会場は爆笑の渦に。吉沢は「中学時代は死ぬほどモテましたけど、バレンタインデーに関しては何もないです！チョコがないとは思いつつも、そわそわして“入ってないかな～”って机の中とか探してました（笑）」と話し、さらに会場を沸かせた。
最後に「伝えたいことはたくさんあるのですが、シンプルに作品を感じていただけたらと思います！」と、二階堂が本作と原作に対する愛と尊敬のあふれるコメントを残し、舞台挨拶は幕を閉じた。
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【STORY】
若草ハルナ（二階堂ふみ）は、彼氏の観音崎（上杉柊平）が執拗に苛める山田（吉沢 亮）を助けたことをきっかけに、山田からある秘密を打ち明けられる。それは河原に放置された人間の死体の存在だった。「これを見ると勇気が出るんだ」と言う山田に絶句するハルナ。ハルナの後輩でモデルのこずえ（SUMIRE）もこの死体に魅了されており、3人は歪んだ友情で親しくなっていく。
ゲイであることを隠して街で売春をする山田、山田に過激な愛情を募らせるカンナ（森川 葵）、暴力の衝動を抑えられない観音崎、摂食障害のこずえ、観音崎と体の関係を重ねるハルナの友人ルミ（土居志央梨）。爆発寸前の何かを膨らませる彼らの愛情や孤独に巻き込まれ、強くあろうとするハルナもまた、空虚さを抱えていた。
そんなある日、新たな死体が……。
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【公式HP】 http://movie-riversedge.jp/
【原作】 岡崎京子「リバーズ・エッジ」（宝島社）
【監督】 行定 勲
【出演】 二階堂ふみ 吉沢 亮
上杉柊平 SUMIRE 土居志央梨 森川 葵 ほか
2018年製作／日本／1時間58分／R15+
【配給】 キノフィルムズ
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2／16（金）公開
【大阪】
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