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「ance(エンチュ)」(大阪府大阪市住之江区住之江)があるのは、南海電車「住ノ江駅」から徒歩約3分の場所。ゆったりとした雰囲気のエリアに突然ハングルの書かれた看板が見え、なんだかうれしいワクワク感があります。
●トレンドスイーツに目がない
●都心部にはないような穴場カフェを探している
そんな人にぜひおすすめしたいお店です。
韓国の“今”をそのままお届け!
「ance」を手掛けるのは、韓国発祥のコンテンツを日本へと届ける企業、「ミョンソンホールディングス」。同社で働く韓国好きの畑上さん姉妹が、メニュー開発から店舗運営まで一手に引き受けています。
オープンにあたってとくに意識したのは、「韓国の日常をそのまま日本で展開すること」だと畑上さんは話します。現地のチェーンから個人店さまざまなカフェに通い詰める中で出会った多彩なコーヒーや心踊るスイーツを、ぜひ日本でも楽しんでもらいたいとの思いで運営されているのだそうです。
メニューを大きく書き出したタペストリーがお店の前に飾られているのも、韓国でよく見る光景のひとつ。お店に入る前から韓国らしさが感じられて心躍ります!
また、壁に大きく貼られたメニュー表のメイン言語がハングルだったり、テーブルや椅子が韓国のカフェにありそうなデザイン・色合いだったりと、隅々まで韓国カルチャーを意識してお店作りを意識。お店に入る前も入った後も韓国を身近に感じられるとあって、オープン以来K-POPや韓流ドラマ好きの方たちを虜にしています。取材時にも、トレンドに敏感な若い女性たちが多数訪れていたほか、推し活のために訪れる方々も多いのだそうです。
まずは看板メニューの「チュロス」をいただこう
ふわふわのカステラやトゥンカロンなどトレンドスイーツが次から次へと登場する韓国ですが、今まさに注目されているのが、韓国風のチュロス。外はカリカリ中はふわふわねっとりの食感が特徴で、そのままでもよし、ソースにディップしてもよしなスイーツです。
「ance」ではこの韓国風チュロスに、“カイマク”というこれまた韓国で流行中のはちみつクリームにディップして食べることができます。
バターのような、はたまた生クリームのような、とっても不思議な味わいと食感のカイマクディップ。こってり濃厚な風味×はちみつのとろけるような甘味が、サクサクねっとりのチュロスにほどよいアクセントを加えます。
「チュロス」はテイクアウトもOK。このような、片手で持って楽しめるテイクアウト用スリーブも、今まさに韓国で流行中のスタイルなのだそう。味もデザインも現地の流行りを敏感にキャッチ!
ねっとり食感が楽しい「クリームプディン」
変わり種スイーツ「クリームプディン」もぜひお試しあれ! “プディン”と名前がついているものの、いわゆる卵を使ったプリンではなく、クリームチーズとカスタードクリームがベースの濃厚スイーツです。こちらも韓国で流行中!
どこか黒ごまチーズケーキを凝縮したような味わいは、とっても贅沢&不思議なおいしさ。クリームのとともにカットしたスポンジも混ぜ込まれ、すくう箇所によっていろんな食感が楽しめます。濃いコーヒーに合わせて、少しずつ大事に食べたい……!
スイーツのようなコーヒー「アインシュペナー」も美味
おすすめのコーヒーは、韓国カフェの主流メニューのひとつ「アインシュペナー」。お砂糖入りのバニララテにクリームをのせたアイスメニューで、可愛らしいルックスとこっくり甘い味わいに癒やされます。
「韓国は街中のいたるところにカフェがあって、老若男女みんないろんなコーヒーを飲んでいます。日本でも堅苦しくなく、もっと気軽にコーヒーを楽しんでいただきたいなと思って、ブラックコーヒーだけでない、さまざまなおいしさをお伝えしていきたいです」と畑上さんはにっこり。
韓国の最旬がぎゅっと詰まったお店
メニューはもちろん内装や家具など、韓国らしさがぎゅぎゅっと詰まった「ance」。今後も現地での流行りを逃さないよう、いち早く情報を察知して最新のトレンドをお届けしていく予定です。
もちろん、流行りだけを追い求めるのではなく、材料や作りたての味わいにこだわるなどおいしさもしっかり確保。多彩なコーヒーと日本では珍しいスイーツとで、おいしいひと休みをしたいです。
なお、今後17時からは韓国の日常をテーマに、食堂をイメージした家庭料理を提供予定とのこと。17時以降でもコーヒーやスイーツが楽しめるので、夜カフェ利用にもおすすめです。
韓国気分に浸りながら、おいしいひと時を過ごしましょう。