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腸活におすすめの飲み物5選!水分補給が腸活に大切な理由とは?

腸活におすすめの飲み物5選!水分補給が腸活に大切な理由とは?

腸活では飲み物で水分補給することがとても大切です。今回は腸活に水分が必要な理由や腸内環境を整えるのに役立つ飲み物を紹介します。コンビニで買える飲み物もあるので、普段の水分補給でも腸活を意識してみてはいかがでしょうか。

腸活のメリットは?

お腹をさする女性

まずは腸活がどんなことなのか紹介します。腸活をするといろいろなメリットがあるといわれています。腸活を始める前にぜひ確認しておきましょう。

管理栄養士の藤田彩実さん
[監修] 管理栄養士
藤田彩実さん
腸活を研究しているフリーランスの管理栄養士。コラムの執筆や料理教室の講師、ミスコンテスト出場者の食事サポートなど幅広く活動中。体質改善に役立つお手軽レシピを提案。

腸活とは

腸内環境をよりよい状態にするために行うさまざまな活動のことを腸活といいます。食事の内容や生活習慣を見直したり、適度な運動を行ったりして腸内環境の改善を試みることです。

腸内環境がよい状態というのは、腸内フローラのバランスが整っていることを指します。腸内フローラとは、腸の中にいる善玉菌・悪玉菌・日和見菌のこと。この3つの細菌の割合が2:1:7に近いほど、腸内フローラのバランスが整っている状態とされています。

腸活にはどんなメリットがある?

腸活をすると腸内フローラのバランスが整っていきます。そうすると、腸の運動が活発になってお通じがよくなるといわれています。便秘になると悪玉菌が増え、そこから有害物質が生まれて肌荒れにつながる可能性がありますが、お通じがよくなると肌荒れ予防にも役立ちます。

そして、腸活することで免疫力がアップするともいわれています。腸内フローラのバランスがいいと、免疫細胞が正常に機能してウイルスや細菌による病気を防ぐ効果が期待できるためです。
そのほか、太りにくくなったり、良質な睡眠が得られたりといった利点もあるのだそう。このように、腸活は身体にとってさまざまなメリットがあるといわれています。

腸活は水分を摂ることが大切

お水を飲む女性

腸活のやり方には食事内容の見直しや適度な運動、マッサージなどがありますが、中でも大切なのが水分を摂ること。ではなぜ水分補給が腸活に大切なのか解説していきましょう。

水分補給が大切な理由

あまり水分を摂らないと腸内が脱水した状態になってしまいます。そうすると悪玉菌が増えて腸内フローラのバランスが乱れ、腸内環境の悪化につながります。
自律神経が乱れる原因にもなり、腸のぜん動運動が弱まってしまう場合もあります。そうすると便秘になって便が腸内に長く留まり、そこからまた悪玉菌が増殖するという悪循環に。

そのため、腸が水分不足にならないように水分補給をすることが腸活ではとても大切です。便秘になって腸に便が留まっていると、腸が便の水分を吸収してしまうので、便が硬くなってより便秘が酷くなってしまう場合もあります。
そんな時に水分を摂ると便にも水分が補給されてやわらかくなり、お通じがよくなる効果も期待できます。また、水分を摂ることで腸が刺激されてぜん動運動を促すのにも役立ちます。

普段の飲み物にも気をつけて腸活してみよう

腸活では水分補給が欠かせないので、日ごろから積極的に飲み物を飲むようにしたいですね。飲み物には腸活に向いているものもあります。
せっかく水分補給で腸活をするのなら、どんな飲み物が向いているのか知っておくのがおすすめです。また、中には腸活には向いていない飲み物もあります。コンビニなどで飲み物を買う時にも腸活を意識して選ぶようにしてみましょう。

コンビニでも買える!腸活におすすめの飲み物

それではここで、腸活におすすめの飲み物を紹介します。コンビニでも気軽に手に入る飲み物をピックアップしました。

【1】水

ピッチャーから水をグラスに注ぐ

腸活は水分を摂ることが大切です。1日に必要な水分量は体重1kgあたり30~40mlといわれています。体重が50kgの人なら1日に約2Lの水分が必要ですね。そのため、水を積極的に飲むようにするのがおすすめです。水分を摂る量が少なければ便秘になってしまう可能性もあるので注意しましょう。

グラスに入った炭酸水

腸活として飲む水はコンビニで売っているミネラルウォーターなどどんなものでも構いませんが、便秘解消を意識する場合は炭酸水や硬水がいいといわれています。
炭酸水の炭酸ガスは二酸化炭素で、便をやわらかくする働きがあるのだそうです。また、硬水はマグネシウムやカルシウムなど、不足しがちな必須ミネラルを補うことができます。

【2】乳酸菌飲料

乳酸菌飲料

乳酸菌は善玉菌の1つです。腸内の悪玉菌が増えるのを抑え、腸のぜん動運動を促す働きがあるといわれています。そんな乳酸菌が入った飲み物を飲めば腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えるのに役立ちます。

乳酸菌飲料にはコンビニでも買えるようなおなじみのものがたくさんあります。また、飲むヨーグルトは厳密にいうと乳酸菌飲料ではなく発酵乳ですが、乳酸菌は含まれているのでこちらも腸活におすすめです。

【3】ココア

ホットココア

ココアには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が含まれています。水溶性食物繊維は便をやわらかくし、不溶性食物繊維は水に溶けないで便のカサを増して腸壁を刺激し、腸のぜん動運動を促すといわれています。

この2種類の食物繊維によってお通じ改善が期待できるので、ココアも腸活におすすめの飲み物です。ただし、ミルクココアの場合は砂糖や乳製品が含まれているため、あまりたくさん飲みすぎないようにしましょう。

【4】スムージー

バナナを使用したスムージー

野菜やフルーツの栄養をまるごと摂れるスムージーも腸活におすすめの飲み物。お通じ改善に役立つ食物繊維をはじめビタミン、ミネラル、オリゴ糖などを摂ることができます。

特にバナナは水溶性、不溶性食物繊維の両方の機能を持つレジスタントスターチが含まれていて、腸活での効果も期待できそうです。また、ミキサーで野菜やフルーツを粉砕することによって、栄養素が消化・吸収されやすくなるのも嬉しいポイントです。

【5】甘酒

甘酒

甘酒には善玉菌を増やすグルコシルセラミドや善玉菌のエサとなるオリゴ糖が含まれており、腸内環境を整えてスムーズなお通じを促す効果が期待できます。そんな甘酒は製法によって2種類に分けられ、米麹から作られたものと酒粕から作られたものがあります。

米麹甘酒はブドウ糖やオリゴ糖が豊富で甘みが感じられ、アルコールを含んでいないので子どもや車の運転をする人でも安心して飲めます。
一方の酒粕甘酒はアルコールを含みますが、栄養が豊富で食物繊維に似た働きを持つレジスタントプロテインを含んでいます。これは、腸内の老廃物を排出しながら便をやわらかくしてお通じを促す効果があるといわれています。

腸活にはNGな飲み物

腸活では水分補給が大切ですが、腸内環境のバランスを悪くしてしまう可能性のある飲み物もあります。そんな腸活にNGな飲み物も知っておきましょう。

【1】コーヒー・紅茶

ホットコーヒー

コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれています。カフェインには便通を促す働きと利尿作用があるといわれています。
コーヒーや紅茶を飲みすぎてカフェインを多く摂ると、たくさん尿が排出されてしまって腸内の水分が不足する可能性があります。そうなると便からも水分が奪われて硬くなってしまい、便秘につながることが考えられます。

【2】アルコール

缶ビールをグラスに注ぐ女性

アルコールを飲みすぎると、腸内で毒性の強い細菌が増えると考えられています。そのため腸内フローラのバランスを乱す恐れがあります。
ただし、アルコールも適度な量の摂取であれば、胃腸の動きを活発にしたり血行をよくしたりする効果があるといわれています。そのため、アルコールは摂りすぎに気をつけて適度な量で楽しむようにしましょう。

腸活に役立つ飲み物で腸内環境を整えていこう

お水を飲む女性

今回は腸活にいい飲み物について紹介しました。腸内環境を整えるための腸活では、水分補給も欠かせません。しっかり水分を摂ることが大切なので、どんなものが腸活にいいのか知って、日々継続して飲めるようにしていきましょう。

ミネラルウォーターでの水分補給はもちろん、乳酸菌飲料や甘酒などで腸内フローラのバランスを整えるようにするのもおすすめです。コンビニで買える飲み物でも腸活に役立つので、ぜひ好みの飲み物で腸内環境を整えていきましょう。

▼腸活を始めるなら、こちらの記事も参考に!


ライター

ハナ

インテリア・ライフスタイル専門ライター。大手インテリアショップでの勤務経験を活かし、暮らしを楽しく快適にするアイデアを執筆しています。ガーデニングや観葉植物についても研究中。

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