「日々 dtd.cafe(ディーティーディー カフェ)」(大阪府大阪市淀川区十三元今里)があるのは、阪急「十三駅」より徒歩3分ほどの場所。駅前の十三商店街を抜けた先に、可愛らしい外観が見えてきます。
●ゆっくりひと息つけるカフェを探している
●おいしい手土産を買いたい
そんな人にぜひおすすめしたいお店です!
日々の暮らしの中でいただくおやつ
マフィンやタルトやシフォンケーキ。木とコンクリートを配したシンプルでほっと和む店内に、おいしそうな焼き菓子がずらっと並んでいます。
とくに眼を奪われるのが、入ってすぐのショーケースに並べられたいろんな種類のマフィンたち。「日々 dtd.cafe」の主役でもあるこれらのマフィンは、ほとんど日替わりで提供されています。なんとこれまで1,000種類以上の味わいを考案してきたというから驚きです!
オーナーの菅沼さんに、マフィンをメニューの中心に据えた理由について伺うと「いろんなアレンジができるし、可能性しかないお菓子だなと思ったんです」とにっこり。どんなトッピングを加えてもおいしくでき、いつの間にかアレンジマフィンがたっぷりできていったのだそう。
ベースとなる材料のうち、とくにこだわっているのが粉・卵・バター・砂糖の4種類。粉は口溶けのいい九州産の小麦粉 名月、卵は卵黄の赤みが濃く臭みの少ない旨赤卵(うまからん)、バターは芳醇な香りの日高バター、砂糖はミネラルたっぷりの素焚糖(すだきとう)で、しっとりふっくら香り豊かにベース生地を仕上げます。ここに、紅茶やほうじ茶、あんこやクリームチーズなど、さまざまなトッピングをプラス。1つのマフィンに2、3種類のトッピングが加わるのが日々流です。
ほかにシフォンケーキやタルトなど、日によって焼き菓子がいくつか並んでお客さんをお出迎え。イートイン用のスイーツ類も提供され、カフェ利用にもうってつけです。
何個でも食べたいほっこり味のマフィン
カフェスペースは店舗の2階。靴を脱ぎ、飛び石のようにつくられたユニークな木の階段をトントントンと登った先には……
光がたっぷり入るくつろぎの空間が広がっています!
まずはこだわりのマフィンをいただきましょう。菅沼さんのおすすめを2つピックアップいただきました。左が「ロイヤルミルクティ生チョコクッキー」(330円)、右が「藻塩バニラチョコチップ」(300円)です。
「ロイヤルミルクティ生チョコクッキー」をひと口いただいて、やさしい甘さとミルクティの香りに思わずほっこり。中に入った生チョコのこっくりとした味わいも、上にのったクッキーのサクサク感もたまりません!
一方「藻塩バニラチョコチップ」はほんのりとした塩気があと引くおいしさ。クランブルクッキーの小気味良い食感もおいしくて、2個一気にぺろりでした。
個包装されたマフィンは製造日含めて消費期限6日間と長め(ショーケースのものは製造日含めて3日間)なので、おもたせに選ばれる人も多いのだそう。ショーケースとはラインアップも異なるので、見比べながら選ぶのも楽しそうです!
イートイン限定の「イートインメス」もおすすめ
イートインメニューなら、季節のフルーツを使ったイートンメスが大人気。5月末頃までは、いちごをふんだんに使用した「苺と隠れ生チョコのイートンメス」が登場しています。
イートンメスとは、生クリームやメレンゲで仕立てたイングランドの伝統的なお菓子。綺麗に盛り付けられていますが、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べるのが本場流です。
手作りのイチゴソースをかけて頬張れば、フレッシュないちごの甘酸っぱい果肉とメレンゲのサクサク感、パイや生クリームのこっくりとしたおいしさが口いっぱいに広がります。メレンゲには淡路島産の藻塩が加えられていて、ほんのり甘じょっぱいのもいいアクセントに。ちょっと贅沢なおやつ時間が堪能できます。
テイクアウトでおうちでも楽しもう!
おいしいおやつはお持ち帰りして、おうちでもたっぷり楽しみたいですね。こちらの「おとうふシフォンケーキ」はお店のすぐ近くの豆腐店、「澤商店」の豆腐をたっぷり加えて作られています。甘さはぐっと控えめで、ふわふわしっとりの食感。おやつはもちろん朝食にもぴったりな、とってもやさしい味わいです。
また、手軽なクッキーの詰め合わせ「hamaru」は、サクサクぱくぱくとつい手が伸びて、その名の通り“ハマる”おいしさ! イートインメスでも使われている藻塩のメレンゲクッキーも入って、さまざまな味わいが存分に楽しめます。
おいしいもので日々の暮らしの中に驚きと幸せを感じていただきたい、との願いが込められた「日々 dtd.cafe」。2024年7月には淡路島に系列店「Hoshiba(ほしば)」をオープンされるとのことで、こちらもとっても楽しみです!