2011年、ほぼ無名のキャスト、新人監督の作品ながら社会現象を巻き起こすほどの空前の大ヒットとなった台湾映画『あの頃、君を追いかけた』。
2018年、舞台を日本に移し、旬の若手俳優たちにより新たに生まれ変わった同名作品がいよいよ10/5(金)、全国公開となる。
公開に先立ち、9/27(木)、『TOHOシネマズ 梅田』(大阪市北区)にて先行上映会を開催。主演の山田裕貴、ヒロインの齋藤飛鳥(乃木坂46)、長谷川康夫監督が舞台挨拶に登壇した。
「自分の中にある積極性を頑張って出しながら演じた」(齋藤)
いつも仲間とお気楽な日々を送っている浩介を演じた山田。自身も小学生時代からいわゆる「いじられキャラ」だったそうで、撮影時も学生時代を懐かしく思い出しながら演じたのだそう。撮影現場でも“自然な空気”を重要視していたそうで、「とにかくみんなで楽しくやろう、ということを心がけていました」とコメント。
一方の齋藤が演じたのは、クールな優等生・真愛。「私も普段クールだと言われがちなので、演じやすかったかな。でも、普段の私は自分からアクションを起こすことはないタイプなので、真愛ちゃんから浩介にちょっかいを出すシーンは、自分の中にある積極性を頑張って出しながら演じました」(齋藤)。
台湾で迎えたクランクアップ。その時2人は大号泣…?
本作のクランクアップ(撮影終了)時、長谷川監督が「2人は良く泣いていた」と明かし、その涙の意味を、2人に質問する一幕も。
山田は「僕はこの作品がものすごく大切で。今後の山田裕貴という俳優の見られ方が変わっていく作品でもありますし、この作品への出演が決まったから芸人を辞めたというキャストもいたんです。だから、みんなが報われる作品になってほしいと思っていて。クランクアップ時、それまでの撮影の日々やみんなの笑顔がすごく浮かんできて…この仲間たちとやれてよかったな、と。今でも思い出すとヤバイ」と、熱いものがこみ上げ、泣き出しそうな表情で語った。
しかし齋藤は、クールに「私は……違います」。
「確かに泣いてはいたし、もちろん同じ気持ちもあったんですけど、一番泣いていたのは監督ですから!」と暴露。
思わぬ反撃に、長谷川監督は「歳を取ると涙もろくなるの!もらい泣き!」と照れながら話し、観客を沸かせていた。
「皆さんの世界をちょっとだけ変えられるような映画になれば」(山田)
最後にコメントを求められた齋藤は、「大切なものを思い出す美しいシーン、自分はかけがえのない時間を過ごしてきたんだなぁと改めて考えさせられるシーンもあります。皆さんそれぞれの“あの頃”に重ね合わせて頂ければ嬉しい」と語り、山田も「映画を“良かった”と言ってもらえたら、僕らが皆さんの世界をちょっとだけ変えたことになる。そんな映画になれば嬉しい。そうなることを祈りつつ、エゴサします(笑)」と会場を笑わせ、舞台挨拶を閉じた。
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【STORY】
地方都市の高校に通う水島浩介(山田裕貴)は、クラスメイトとバカ騒ぎを繰り返し、お気楽な生活を送っていた。
ある日、彼の度の過ぎた悪ふざけが原因で授業が中断してしまう。
激昂した教師が浩介のお目付け役として優等生の早瀬真愛(齋藤飛鳥)を任命する。
真面目で堅い真愛を疎ましく思う一方、中学時代から憧れの存在でもあった彼女に胸がざわつき始める浩介。
教科書を忘れた真愛を浩介が助けたことで、2人の距離は一気に縮まるが……。
【公式HP】 http://anokoro-kimio.jp/
【原作】 九把刀「那些年,我們一起追的女孩」
【監督】 長谷川康夫
【出演】 山田裕貴 齋藤飛鳥
松本穂香 佐久本宝 國島直希 中田圭祐 遊佐亮介
2018年製作/日本/1時間54分
【配給】 キノフィルムズ
10/5(金)公開
【大阪】
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