琵琶湖の北西、滋賀県高島市鵜川にある神社『白鬚神社』。
社記によると、創建は垂仁天皇の時代(約2000年前)。「近江最古の神社」といわれる歴史を誇ります。
また、日本全国にある『白鬚神社』の総本社とされています。
琵琶湖に佇む朱塗りの大鳥居は圧巻の一言
ここ『白鬚神社』のシンボルといえば、琵琶湖に浮かぶ「湖中の大鳥居」。
その姿が広島県の『厳島神社』に似ていることから、「近江の厳島」とも称されています。
この大鳥居は、「神社前の湖中に鳥居があった」という伝説や絵画があり、それを知った大阪道修町の薬問屋・小西久兵衛氏によって昭和12年(1937年)に復興寄進されました。
現在の大鳥居は、昭和56年(1981年)に琵琶湖総合開発の補償事業で再建されたもので、琵琶湖を代表する景観となっています。
ご覧ください、まさに絶景です。
時間が経つのを忘れてしまうほど、雄大な琵琶湖に浮かぶ朱塗りの大鳥居に魅了されてしまいました。
なんだか特別なパワーを全身に浴びている感じ。
私が取材に伺ったのはお昼時でしたが、夕暮れ時、朝焼け時など、それぞれ違った美しさを魅せてくれます。
『びわこビジターズビューロー』の公式サイトによると、毎週土・日は日没後約2時間、大鳥居がライトアップされるそうです。
毎年行われる秋季大祭に合わせた9月5日の夜(日没後22時頃まで)、大晦日(夜明けまで)、1月1日~5日(日没から21時頃まで)もライトアップされるとのことですので、タイミングが合えばぜひ足を運んでみては。
きっと、感動ものの景色を見ることができますよ。
景色だけでなく、もちろん参拝もお忘れなく
『白鬚神社』は、その社名のとおり、延命長寿・長生きの神様として知られています。
また、縁結び・子授け・開運招福・学業成就・交通安全・航海安全など、人の世の総ての「導きの神」として、信仰を集めています。
祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)。
手水舎で身心を清め、本殿へお参りをしましょう。
現在の本殿は慶長8年(1603年)、太閤秀吉公の遺命により造営されたもの。
このことを記した棟礼とともに、昭和13年(1938年)、国の重要文化財に指定され、今日に至っています。
レンタサイクルで訪れるのもお勧め!
無料駐車場も併設されている『白鬚神社』。
公共交通機関を使用する場合は、JR湖西線の「近江高島駅」が最寄りとなります。
「近江高島駅」からは、徒歩約40分。
天気のいい日は、豊かな自然を楽しみながら、歩いてみるのもいいですね!
タクシーなら約5分で到着するので、時間が限られている人はタクシー利用をお勧めします。
あともう1つの手段として、レンタサイクルもお勧めです。
JR「近江高島駅」構内の観光案内所では、レンタサイクル貸出を行っています。
料金プランもさまざまですので、『公益社団法人 びわ湖高島観光協会』の公式サイトをチェックしてみてくださいね。