目次
今回取材で伺ったのは、大阪の北エリアでこだわりの個人店が多く集まっていると噂の中崎町にある『LA PIZZA D’ORO(ラ・ピッツァ ドォーロ)』。
Osaka Metro 谷町線「中崎町駅」1番出口より徒歩2分程度で到着。オレンジと白のストライプが可愛い看板が目印。
扉を開けると、壁を取り壊して入れた本格窯と手作り感のあるオシャレな店内が!
店内に入ると、大きな本格窯でピザが焼ける香ばしいニオイがフワッと鼻に届きます。
席数は全部で20席と大きすぎない店内は、海外の古いポスターや写真とこだわりのアンティーク調インテリアでオシャレに装飾。可愛らしい空間を満喫して。
コチラはナポリピザの調理にオススメという『ジャンニアクント』製の本格ピザ窯。
「日本から輸入できる本格的な窯は大きく4つあるのですが、窯によって焼き場の空間の広さや高さは全然違います。それだけでもピザの焼き上がりは大きく変わるので、使い慣れているものを導入しました」(オーナー・藤井啓輔さん)
「自分の思い描くおいしいピザを、お客様に提供したい」そんな思いから、同店をオープンする前まで経験を積んだピッツェリアで使用していたものと同じ窯を購入されたそう。
あまりの大きさに店内へ入れることが難しかったのですが、壁を一度取り壊して搬入したとのこと。それほど、このピザ窯へのこだわりが強かったのだとか。
デートでオーダーしたい3つの人気アラカルトメニューをご紹介!
『ジャンニアクント』製の本格窯で焼き上げるリーズナブルなピザを中心に、こだわりのメニューを提供している同店。
カレと一緒に楽しんでほしいオススメのアラカルトメニューをご紹介します!
本場・イタリアの味を一皿に盛り込んだ「前菜盛り合わせ」
日本人好みに寄せるのではなく、あえて本場・イタリアで愛されている味に仕上げた「前菜盛り合わせ」(1,600円)。
◆きのこ、にんじん、ナスのマリネ
◆じゃがいもとリコッタチーズ、ゴルゴンゾーラのオーブン焼き
◆イワシのカルピオーネ
◆トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ
◆生ハム
と盛りだくさんな内容。
素材の味を壊さない優しい味わいが人気の理由なのだとか。
大きくカットされたモッツァレラチーズは、フレッシュさが特徴的。契約農家から仕入れているトマトも甘みが強く、オリーブオイルだけでつけられたシンプルな味つけが◎。
カルピオーネとは、南イタリア風南蛮漬けのことだそう。
さっぱりした味付けのオイルに漬込まれたイワシは、骨までしっかり食べられる柔らかさ。ふっくらとした身と、プチプチとした骨の食感が楽しい一品。
ピザメニューの人気No.1!「水牛モッツァレラのマルゲリータ」
同店にある11種類のピザメニューの中でも、もっとも人気が高いのが「水牛モッツァレラのマルゲリータ」(1,300円)。
福島のイタリアンの名店『Dal Brigante(ダル・ブリガンテ)』で修行し、これまで数えきれないほどのピッツェリアを訪れてきたオーナー・藤井さん。
そんな藤井さんが作るピザメニューは、リーズナブルな価格なのにパフォーマンスが高いとSNSでも話題に。1番人気のコチラのメニューは、同店を訪れたらオーダーしたい一皿です。
驚いたのは、その味の優しさと軽さ。
マルゲリータといえば“ガツンとメニュー”のイメージを持つ方が多いはず。
しかし同店のマルゲリータは、トマトソースは薄く塗り、フレッシュなモッツァレラチーズをたくさん使っているのに、想像以上に軽やかな味わいに仕上がっています。
脂っこくなく、生地もモチッとしていながらも適度に空洞ができているので、ボリュームはあれどもあっさりしているのが特徴。焦げた生地に移った炭の香りも、アクセントのひとつになっています。
コストパフォーマンス◎なマルゲリータを、ぜひカレと楽しんでくださいね。
釜で焼き上げたカリカリ食感がたまらない!メイン料理にオーダーしたい「アリスタ(豚肉の香草ロースト)」
「おいしいピザも良いけれど、メイン料理にはやっぱりお肉が食べたい!」
ガッツリ食べたいカレを満たしてあげるのにオススメなのが、「アリスタ(豚肉の香草ロースト)」(1,700円)。
鹿児島県産のモチ豚を使用した同メニュー。コンロやグリルではなく、本格釜で焼いているので、香草だけでなく炭の香りも楽しむことができます。
ナイフを入れた瞬間に、ジュワッと溢れる肉汁がたまらない!
縁の脂身はカリッと、身の部分は柔らかく仕上がっており、一口噛めば香草と生姜、炭の香りが一気に口の中いっぱいに広がります。見た目よりも脂っこくないのも嬉しいポイント。
歯ごたえもしっかりしていて、ボリュームも見るからにたっぷりあるので、カレのお腹もしっかり満たしてくれるはず。付け合わせのオイルで和えられたサラダと一緒に食べると、さらにさわやかに味わうこともできますよ。
じつはイタリアではビールが主流!?紹介したメニューに合うオススメのお酒も紹介
ピザなどのイタリアン料理に合うお酒はワインだと思っている方も多いのではないでしょうか?
じつは本場・イタリアでは、ピザなどのイタリア料理にワインを合わせる方よりも、ビールを合わせて楽しむ方がとても多いとのこと。
とくにコチラの「BIRRA MORETTI(ビッラ・モレッティ)」(700円)は、1859年に創業されたイタリアでも非常に古くから愛されているビール。
麦のしっかりした風味と苦味が楽しめる、クラシカルな一杯です。
イタリアのクラフトビールメーカーの中でも新しい、2012年から登場した「BIRRA ANTONIANA MARECHIARO(ビッラ・アントニアーナ マレキャーロ)」(800円)。
ナポリピッツァ協会から公認されているビールは、同店の本格ピザメニューのどれとも相性がいい。
もちろん、イタリア産のワインも料理との相性はバッチリ。
「PALA VERMENTINO i fiori(パーラ ヴェルメンティーノ イ・フィオーリ)」(3,400円/ボトル ※グラス提供なし)は、すっきりとした味わいが特徴ながらも、最後に残るほんのりとした苦味が癖になる一杯。
チーズがメインのピザと合わせることをオススメします。
最後に
「イタリアでは日常的に食べられているピザが、日本では2,000円などの高い値段で売られていることに違和感を抱いています。だから、もっとラフにピザを楽しんでもらえるよう、クオリティは落とさずに、リーズナブルな価格でご提供しています」(オーナー・藤井さん)
中崎町発、本格釜で焼き上げるリーズナブルなピザを提供している『LA PIZZA D’ORO(ラ・ピッツァ ドォーロ)』。
クオリティも高い同店のピザに、カレもきっと、おいしい笑みをこぼしてくれるはず。
●おいしい本格ピザが食べたい!
●こだわりの強いお店が好き!
●カレとのデートに使える新しいお店を探している!
そんなあなたは、ぜひ足を運んでみてくださいね。
Writer:近藤
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。