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大阪・西天満のフランチャコルタ専門店『オステリア87』で、本場仕込みのイタリア郷土料理と上質ワインを嗜む

大阪・西天満のフランチャコルタ専門店『オステリア87』で、本場仕込みのイタリア郷土料理と上質ワインを嗜む

大阪・西天満にあるフランチャコルタ専門店『オステリア87(オッタンタ セッテ)』をご紹介。瓶内で二次発酵して作られるフランチャコルタ(スパークリングワイン)を堪能!ワイン好きにはたまらない♪

オステリア87のイタリア郷土料理

今回取材に伺ったのは、西天満を東西に横切る老松通りにある『オステリア87(オッタンタ セッテ)』。
骨董品やアートの店などに混ざり、美食家が通う名店が点在する界隈です。

イタリア語の「喉が渇いた(オタンタ・セーテ)」と響きが似ていることから、店名を「87(オッタンタ セッテ)」とネーミングされたのだとか。
そんな喉を潤すのにぴったりのフランチャコルタを豊富に扱う専門店。

現地の生産者より直輸入する「フランチャコルタの奇跡」と称される希少なワインを、現地で長年研鑽してきたオーナー・悳山芳弘(とくやま よしひろ)さんによる本格派の料理と共に楽しめる一軒です。

オステリア87オーナー悳山さん
フランチャコルタインポーターの第一人者でもある
オーナーの悳山芳弘さん

フランチャコルタを愛してやまない師匠の下で修行した悳山さんは、その後奥さんと共に自身の店をオープン!
地元食材を使ったフランチャコルタに合う料理を提供し、現地のガイドブックにも掲載されたのだとか。

13年間をフランチャコルタの故郷・北イタリアで過ごした後、当時より付き合いのあったワイナリーのフランチャコルタを「日本人にも楽しんで欲しい」と帰国。
インポーターとして卸業と、自らが腕を振るうレストランをスタートされました。

元ギャラリーの洗練された温かい空間

オステリア87のお洒落なカウンター
奥行きのある広々としたカウンター席はおひとり様にも◎

界隈に馴染んだセンス溢れる建物は元ギャラリーなのだとか。
居抜きした名残は天井のライトなどにも見受けられ、とてもおしゃれです♪

イタリアのラジオが流れる禁煙の店内が、異国のようなのに心地が良いのは、木の温かみのおかげでしょうか。

オステリア87のテーブル席
友人同士や同僚たちと過ごせるテーブル席も

華やかで奥深いフランチャコルタを味わう

サンクリストーフォロのブルット

フランチャコルタとは、北イタリア・フランチャコルタ地域生まれのスパークリングワイン。

最低3年以上掛け手間暇を惜しまず、伝統製法で造られています。ボトル内で二次発酵して造られるため、強い炭酸がボトル内で液体に溶け込みよりまろやかな味わいに。

シャンパーニュ地方で生産される有名なシャンパンと比べると小規模な分、統制が取りやすいことで品質の管理が行き届いており、その規定の厳しさに「フランチャコルタの奇跡」と呼ばれるほど希少なワイン。ぜひ飲んでみたいですね!

また自然派栽培の完熟ぶどうの甘味を生かすため砂糖や添加物はほぼ使用せず、果実の甘味がストレートに伝わるごまかしのない味わいを楽しめます。

選りすぐりの生産者の1杯をグラスで飲み比べ♪

『オステリア87』で提供されているのは、悳山さん選りすぐりの5つのワイナリー産のフランチャコルタ。

造り手と共に特徴をご紹介します(写真左から)。

フランチャコルタ(スパークリングワイン)
それぞれ特徴の違うワインを選んでもらいました

LA TORRE(ラトッレ)のFranciacorta D.O.C.G. Rose(フランチャコルタ ロゼ)

果皮を浸して作るオレンジがかった優しい色の辛口ロゼ。しっかりした骨格と、酸味や複雑さを楽しめる広がりのある味わいです。

イタリアのソーセージ、サルシッチャやキノコ類のリゾット、羊や仔牛の料理に合わせて。

ラ・トッレ
生産者である『ラ・トッレ』は家族経営で、ワイナリーのほかにもバールやレストランを所有する地域で愛される造り手です

SAN CRISTOFORO(サンクリストーフォロ)のBrut(ブルット)

看板ワインとして最初におすすめする1杯。グラスを鼻に近づけるだけで、弾けるような泡立ち「ペルラージュ」を感じます。

軽やかな辛口にしっかりとしたコクがどんな料理にも相乗効果を発揮します。

サンクリストーフォロ
出典:sbardolinisutudiofotografico
日本へ輸入するきっかけとなった造り手『サンクリストーフォロ』。「自分の納得するものだけ」をモットーに添加物を使わず、自然に近いフランチャコルタを作り、現地のファンからも愛される名手です

CORTEFUSIA(コルテフジア)のSaten(サテン)

フランチャコルタのみのカテゴリーであるサテンは、白ぶどうのみを使いまろやかさが特長なのですが、このサテンは驚くほどスキッと辛口、男性的な味わいです。

カルボナーラやラザーニャなどと合わせて。

コルテフジア
30代前半の若き醸造家による新進気鋭なワイナリーで造られる、年間30,000本だけという超少量生産のワインのひとつです

CAMOSSI(カモッシ)のReserva(リセルヴァ)

二次発酵の期間は、60ヶ月と長く通常の倍以上。長期熟成のため、蜜のように濃厚でふくよかなコクを秘めた黄金色のワイン。

酸味とのバランスも秀逸な、特別な日に試してみたい渾身の1杯です。

カモッシ
代々農業をし地域の土壌を知り尽くした醸造家による、
特徴の違う3つのワイナリーから収穫されるフランチャコルタ

BREDASOLE(ブレダソーレ)のBrut(ブルット)

最後に初心者でも飲み易いものを、と悳山さんが用意してくれたのがこちら。

ブレダソーレのブルット

きめ細やかな持続性のあるペルラージュと果実の甘さと酸味のバランスを同時に楽しめ、女性やフランチャコルタに慣れていない人にも飲み易いワインです。

農薬などを一切使用しないというこだわりの土壌から生まれる、ナチュラルなぶどうの味わいをぜひ!

ブレダソーレ
1997年より先代がワイン醸造業をはじめ、2代目である3兄弟がその味を磨き上げている家族経営のワイナリー

豊富な種類のフランチャコルタが楽しめ購入もOK!

定期的にフランチャコルタ地域を訪ねて、新たなワイナリーの開拓も随時されているそうなので近々さらに新しい種類に出会える可能性も♪
グラスは全て1杯1,100円から楽しめます。

またオーナーは卸業や通信販売の専門店も運営されていて、店内にもワインショップコーナーを設置。店内で試して気に入ったら購入も可能です。

本場仕込みの郷土料理はシェフお手製

イタリア郷土料理

フランチャコルタとのペアリングは、イタリアで現地の人に提供していたロンバルディア郷土料理という伝統の味とともに。

中でもシェフおすすめのメニューをいくつかピックアップしてご紹介します。

切り立てでいただくフレッシュな
「パルマ産生ハム」(1,400円)

パルマ産生ハム

注文が入ってからスライスするというプレスされていない生ハムは、絶妙な塩分でフランチャコルタとの相性もばっちり!

サフランの香り際立つ
「サフランのリゾット」(2,200円)

サフランのリゾット

本物のサフランの雄しべを使用したリゾット。美しい色合いも特徴的なこちらはぜひ注文したい一品です。

蝶々の形が可愛いパスタ
「ファルファッレ アル サラメフレスコ」(1,800円)

ファルファッレ アル サラメフレスコ(パスタ)

自家製サルシッチャの香ばしさを大切にしたオイルベースの一皿は塩味が絶妙に効き、するすると胃に収まる美味しさです。

メインには同店人気No.1「牛フィレ肉のミラノ風カツレツ」(2,200円)

牛フィレ肉のミラノ風カツレツ

こちらはイタリアでも珍しい、驚くほど厚切りの肉を堪能できる師匠直伝の一品。

牛フィレ肉のミラノ風カツレツの美しい断面

美しいピンク色の断面に思わず声が上がります!
軽やかな酸味が効いたレモンを使用したソースと共に。

最後に

オステリア87の外観

「お酒は上質な良いものを味わって欲しい」というオーナーの思いが表現された、フランチャコルタのみを扱う専門店『オステリア87』は、日常を少し特別にしてくれます。

●高級スパークリングワインを試したい
●イタリアの郷土料理を味わいたい
●イタリアンな雰囲気が好き

そんな方は、フランチャコルタの味に出会いにぜひ足を運んでみてください!

Writer:榎田 京

※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。

『オステリア87』

(オステリア オッタンタ セッテ)
住所
大阪府大阪市北区西天満4-1-11 昭栄ビル南館1F
アクセス
京阪「なにわ橋駅」徒歩5分
Osaka Metro 御堂筋線・京阪「淀屋橋駅」徒歩7分
Osaka Metro 各線「南森町駅」徒歩8分
JR東西線「大阪天満宮駅」徒歩8分
JR東西線「北新地駅」徒歩10分
営業時間
■ランチ/月~金
12:00~14:00(L.O.13:30)
■ディナー/月~土
18:00~23:30(L.O.23:00)
定休日
日曜・祝日
電話番号
その他情報

【通販専門店『MELONE』】
https://shopping.geocities.jp/franciacorta/


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