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今回取材で伺ったのは、大阪市民の憩いの場である『靭公園』の向かいにある『CHASHITSU Japanese Tea & Coffee』。
店内からはパークビューを眺めることができる開放的なスペースです。
四季の移ろいを感じる店内
パークサイドという気持ちのいい立地に、店主がドリンクを作る姿が眺められるオープンバーという風通しの良い店内。
高めの椅子で緑が見渡せるカウンター席に、ゆったり寛げるテーブル席もあります。
実はこちらのカフェが入る建物は『NPO法人HELLOlife』の活動拠点となっており、「働く」や「仕事」にまつわるさまざまな社会問題に取り組まれています。
同ビルの1階をブックカフェとして運営されているのだとか。
お茶好きもコーヒー好きも注目!
和洋の融合が独創的なこちらのお店ですが、それぞれの素材にもこだわりがあります。
お茶は約800年に渡る宇治茶の生産地、京都府相楽郡和束町にある茶農園より香り高く上質な茶葉を。
過去には、お茶のラインナップを豊富に揃えている時期もありましたが、今はほうじ茶と抹茶に厳選しているそうです。
コーヒーは京都長岡京のスペシャルティコーヒー『Unir(ウニール)』の豆を使用。ほうじ茶とマリアージュすることを前提に浅~中浅煎りのフルーティーな豆と、抹茶と合わせるのにぴったりな深煎りのどっしり系の豆を中心に仕入れています。
和洋マリアージュのドリンク
まず試して欲しいのが「抹茶ヴィエナコーヒー」(480円)。コーヒーを抹茶クリームで覆い2層になったユニークなドリンクです。
抹茶は苦みや渋みも特徴のひとつですが、甘さを加えることでより旨みを引き出しています。和束町産の上質な抹茶に甘みを加えたクリームを合わせて作る、滑らかな抹茶クリームがコーヒーと絶妙にマッチ♪
抹茶とコーヒーが互いに旨みを引き立て合う「抹茶ヴィエナコーヒー」。
抹茶クリームには甘さがあるので、時間が経って沈んでいくと全体にほんのり甘い味が楽しめます。デザートドリンクとしても◎!
『Unir(ウニール)』と共同開発されたドリンクは全5種類
「抹茶ヴィエナコーヒー」以外にも『Unir(ウニール)』と共同開発されたドリンクはほかにも。
「ほうじアメリカーノ」(450円)は、ほうじ茶をコーヒーで割るという独特のドリンク。
どのような配分にするのか、またコーヒーの豆の種類や焙煎はどうするかなど、こちらも試行錯誤し作られたバランスが絶妙な一杯です。
スキッとした爽やかな飲み心地なのでスイーツとも相性よし。
さらに「ほうじ香るコーヒーソーダ」(450円)や「ほうじカフェジュレッティー」(450円)、「抹茶カフェフラッペティー」(580円)も加えた全5種類がこちらの名物ドリンクです。
ほうじ茶の神髄を味わうなら
お茶派の方にぜひ味わって欲しいのが「特上ほうじ」。
ほうじ茶はなじみ深く定番のお茶ですが、「特上ほうじ」は仕入れ先である和束町の茶農園で3年以上熟成させた茶葉をこだわりの焙煎法で、時間と手間を惜しまずに作られています。
まず全体に浅煎りにし味とバランスを整え、次に高めの温度で短めに煎ることで香味と深みをぐっと引き出し、お茶特有のえぐみが取れまろやかに。
このこだわりの製造方法で、カジュアルなほうじ茶により上質さと高級感が増すのですね。
赤ワイングラスで提供するのは、芳醇な香りごと味わって欲しいから。鼻にふわっと抜ける香味が特徴の滋味深い一杯は、とっても贅沢な気分に。
名物スイーツ「おはぎバーガー」が選べる「特上ほうじセット」でマリアージュを楽しんで。
独創的⁉和モダンなスイーツ
同店では、お茶やコーヒーに合うスイーツも話題に。
キュートな見た目の「おはぎバーガー」
このコロンとした見た目がなんとも愛らしいスイーツは「おはぎバーガー」!
斬新でキュートな見た目はもちろん、老舗の和菓子店にも卸しているという滋賀産の「滋賀羽二重糯」や、地元大阪の製餡所より仕入れる国産の餡など素材にもこだわっています。
同ビルの3階で作られ、フレッシュなまま店頭に並びます。瑞々しくもっちりとした食感が特徴。
定番の2種の味に、季節ごとに新しい味も登場するので要チェックです。
バレンタインにもおすすめな「ショコラ」も登場!
1月15日より発売開始された「ショコラ」(280円)は、ビターチョコ、ほうじ茶、カカオを贅沢に使ったあんこが特徴のおはぎバーガー。
バレンタインにプレゼントすると、なんだかおしゃれで印象にも残りそうですね!
パウンドケーキをベースにした個性派スイーツも!
和洋折衷スイーツは「おはぎバーガー」以外にも、パウンドケーキをベースにした個性派がスタンバイ。「檸檬と白あん」「玉蜀黍(とうもろこし)と醤油」「ほうじ茶と粒あんのガトーショコラ」などなかなか出会わない組み合わせに、興味をそそられます。
スイーツやお茶はギフトにも◎
スイーツやお茶はパッケージで販売しているので、ギフトにもおすすめです。
「おはぎバーガー」、「特上ほうじ」はオンライン販売もあるので、おうちでも和洋のマリアージュを楽しみたいときにもぜひ!
最後に
日本らしいお茶の楽しみ方を生かしつつ、新たなアイデアを生み出し続ける『CHASHITSU Japanese Tea & Coffee』。そんな柔軟さがお店の心地良さに繋がっているように感じました。
また『靭公園』が目の前という立地なので、気持ち良く晴れた日にはぜひお気に入りをテイクアウトしてピクニックするのもいいですね。
●お茶好き、コーヒー好きな人
●肩ひじ張らずにお茶を楽しみたい人
●独創的なスイーツが気になる人
そんな方はぜひ足を運んでみてください!
Writer:榎田 京
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。