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心斎橋の老舗菓子店『長崎堂』のロマンチックすぎるお菓子「虹のかけら」は胸キュン必至

心斎橋の老舗菓子店『長崎堂』のロマンチックすぎるお菓子「虹のかけら」は胸キュン必至

1919年の創業時から現在まで、実直にお菓子づくりを続けてきた『長崎堂』。ここ最近SNSを中心に話題沸騰中の「虹のかけら」をはじめ、魅力的なお菓子がずらり!心斎橋本店をご紹介します。

老舗菓子店『長崎堂』のお菓子

2019年で創業100周年を迎える老舗のお菓子店『長崎堂』。大阪・心斎橋に本店を構え、「カステーラ」を中心とした銘菓を販売しています。

100年という長きにわたって愛されている名店であり「長崎堂といえばカステーラ」との呼び声も高いのですが、ここ最近感度の高い人から「虹のかけら」がとくに注目を集めています。

今回はそんな「虹のかけら」とともに、伝統的な銘菓をご紹介します!

落ち着いた空間でじっくりお菓子選び

『長崎堂 心斎橋本店』の外観

本店があるのは、心斎橋の中でもとくに賑やかなエリア。近くには『心斎橋筋商店街』もあり、多くの人が日々行き来している場所です。

そんな中にあって、白く静謐な外観はひと際落ち着いていてじつに大人な雰囲気。昭和26年からこの地にて営業されています。

『長崎堂 心斎橋本店』の店内

『長崎堂 心斎橋本店』の売り場

店内は、ここが心斎橋だとは思えないほど静かな空間。
陳列ケースには、「カステーラ」をはじめ『長崎堂』の銘菓がずらり。あたたかな照明とやさしいBGMに思わず心もふんわり癒やされます。

お話する『長崎堂 心斎橋本店』の店長
心斎橋本店・中村寛店長

「観光の合間に立ち寄っていただいた時など、ふっとリラックスしていただけるような空間づくりを心がけています」と中村店長。

贈答用のお菓子を購入される方が多いとあって、用途や要望を丁寧に聞きながら、お菓子選びをサポートされているそうです。

手土産の新定番!「虹のかけら」がかわいすぎる

「虹のかけら」のパッケージ
「虹のかけら」(1,620円)

こちらが、話題沸騰中のお菓子「虹のかけら」です。パッケージには「きららと ひかる 虹いろは ゆめのいろ」という詩が記され、開ける前からロマンチック気分。

寒天菓子が入った「虹のかけら」

かわいいお菓子「虹のかけら」

蓋を開けると、まるで虹を割って飛び散った、かけらのような寒天菓子がお目見え。
今にも溶けてなくなってしまいそうな儚い色彩に、胸がキュンとなります……!

長崎堂の「虹のかけら」

味わいはオレンジ、ミント、スミレ、モモ、レモンの5種類。
口に入れて噛むと、少しの抵抗感とともにフニッとくだける独特の食感が楽しめます。5種類それぞれ異なる淡く豊かな風味はなんとも繊細。甘さは控えめ。

なんだか幻影をいただいているような、とっても不思議なおいしさです。

「虹のかけら」は、心斎橋本店と住吉店、オンラインショップ限定での販売。少量生産のため店頭にない場合もあるので、来店前に電話で確認しておくと安心です。

イートインで食べられるまぼろしのお菓子

『長崎堂 心斎橋本店』のメニュー「本店限定セット」
「本店限定セット」(864円)

「虹のかけら」はテイクアウト専用の商品となりますが、本店のイートインなら「本店限定セット」というメニューで「虹のかけら」を含む人気のお菓子3種類と、コーヒーor紅茶のセットがいただけます。

赤米饅頭と虹のかけらとクリスタルボンボンのセット
上から時計回りに「赤米饅頭」「虹のかけら」「クリスタルボンボン」

「赤米饅頭」は、古代米といわれる赤米を石臼で挽き、山芋粉と合わせて蒸し上げたおまんじゅう。
もっちり食感と赤米の素朴な風味が溶け合います。『第27回全国菓子大博覧会』にて「金菓賞」に輝いたのも納得!

「クリスタルボンボン」は、じつは『長崎堂』ファンにはおなじみの砂糖菓子です。1980年代から密やかに販売されており、知る人ぞ知るコアな人気を誇っていたのですが、数年前からお菓子とパッケージの醸す繊細な佇まいがSNSで話題となり、一気に人気爆発!

クリスタルボンボン

一粒一粒手作業でつくられているお菓子の為、オンラインショップでも買うことができないまぼろしのお菓子なのです。

そんな「クリスタルボンボン」が少量ながら予約なしですぐにいただけるのは、心斎橋本店のこちらのセットだけ。
噛むと中のリキュールが溶け出し、幸せな味が口いっぱいに広がります。これまできっと食べたことのない儚くておいしいお菓子、ぜひ味わってみてください。

「クリスタルボンボン」を、「パッケージ含めてどうしても購入したい!」という方は、一度心斎橋本店にお問い合わせを。

大正末期のレシピを再現した「復元カステーラ」

長崎堂の「復元カステーラ」

「復元カステーラ」(大5,400円、中3,240円、小[紙箱]1,296円)は、大正末期のレシピと江戸初期の材料配合を再現した特別なカステーラ。

保存料・添加物を一切使用せず、選び抜かれた卵と米飴、砂糖などを使って丁寧に焼き上げられています。

「復元カステーラ」のパッケージ
左から杉箱、南蛮絵柄和紙掛け紙、包装紙で包んだもの

風味とおいしさを保つため杉箱に入れた後、和紙でくるんで専用の包装紙で包みます。趣のある包装は贈答用としてもぴったり。

復元カステーラセット
「復元カステーラセット」(864円)

「復元カステーラ」はしっかりとした弾力と奥深い味わいが特徴。甘さは控えめで、噛むたびにこっくりとした旨味が押し寄せます。

一つひとつ丁寧な仕立て。人気のお菓子をチェック

長崎堂のどら焼き「栗入りみかさ」
「栗入りみかさ」(140円)

関西地方ではどら焼きは“みかさ”と呼ばれて親しまれているお菓子です。こちらは十勝小豆を使った餡に栗を合わせ、深みのある味わいに仕上げた「栗入りみかさ」。
しっとりふっくらの皮と上品な餡のハーモニーは絶妙で、忘れられないおいしさです。

長崎堂の「カステララスク」
「カステララスク(7本入)」(各648円)

「カステーラ」をじっくり天火で焼き上げた「カステララスク」もぜひ試してみて。
油やバターなどを使わずに焼き上げているので、カステラ本来の旨味がギュッと凝縮。サクサクッとした軽やかな食感もまた、たまりません。

プレーン味と抹茶味の2種類をご用意。レトロな専用缶入りで、手土産としても喜ばれそうです。

特別感のあるお菓子でとっておきのティータイムを!

『長崎堂 心斎橋本店』の店長

創業100周年を迎え、今後さまざまな企画も進行中とのこと。

「古くからのお客様はもちろん、地域の皆様や我々にタスキを繋いでいただいた諸先輩方にも心から感謝しています。また私自身こういった節目の1年に携われることに対して、誇りと自信も持っております。次の時代に繋げていけるよう、この1年のみならず最良なサービスを続けていきたいです」と中村店長。

伝統を大切にしながら実直につくり続けるひたむきさ。そして、お客様の元へ最適な状態で届けるためのサービス。それぞれ丁寧な仕事がしっかりと育まれているからこその信頼感であり、特別なお菓子として昔も今も愛されているのでしょう。

●伝統の味わいを気軽に食べてみたい
●気の利いた手土産を探している
●賑やかな心斎橋でちょっとひと息つきたい

そんな方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。

『長崎堂 心斎橋本店』

(ナガサキドウ)
住所
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-1-29
アクセス
Osaka Metro 御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」徒歩5分
営業時間
10:00~18:00(L.O.17:30)
定休日
なし
電話番号
SNS
その他情報

【オンラインショップ】
https://www.nagasakido-shop.com/


ライター

木村 桂子

大阪在住のフリーライター。観光情報をはじめ、インタビューやコピーライティングなどさまざまに執筆しています。カメラを片手に旅するのが好きで、その土地のローカル食をいただきつつ英気を養っています。

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