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【閉店】南船場のレトロな手作り空間『カフェ みもざ』で、季節のタルトやカレーをお供に心ときめくカフェ時間を

【閉店】南船場のレトロな手作り空間『カフェ みもざ』で、季節のタルトやカレーをお供に心ときめくカフェ時間を

松屋町駅より3分ほどの『カフェ みもざ』は、まるでおとぎ話の世界のような可愛いらしい雰囲気のカフェ。自家製ケーキや焼き菓子、厳選した紅茶とコーヒーをお供に。カレー通をも唸らせる、色彩豊かな本格派スパイスカレーも見逃せない。

[2019/05/08追記]※同店は2019年4月1日に閉店しました。

レモンのタルトとルイボスティー ヴァンサンク

今回取材で伺ったのは、Osaka Metro 長堀鶴見緑地線「松屋町駅」より徒歩3分、南船場にある『カフェ みもざ』。

角地に立つ一軒家の壁面に大きく描かれた黄色いミモザの花々で、遠目から見てもそれだとわかる外観です。窓はステンドグラスになっているのが見え、期待が高まります!

カフェみもざの外観
画家の立嶋滋樹氏とオーナーのご主人で描かれたという壁画

おとぎ話の世界に迷い込んだような店内

カフェみもざの内観

店内に一歩入るとビジネス街にあるとは思えない、独特の世界観に思わず歓喜の声が!

窓や天井を彩るステンドグラスやタイルの壁は、オーナーの相川知美さんによる手作りだというから驚きです。また「集めていた食器や家で眠っていたアンティーク雑貨などをたくさん持ち込んでいるので、気付けば私の部屋にそっくりです」とのこと。

店内どこを見渡しても、まるで物語のワンシーンのような世界観と、レトロな可愛さにうっとりしてしまいます。

手作りのステンドグラス
一つひとつが手作りのステンドグラス
カフェみもざの食器棚
ポーランドの陶器などは相川さんのご自宅にあったもの
アンティークミシンの脚が付いたテーブル席
テーブル席は全てアンティークミシンの脚が付いている
椅子と手作りタイル
隠れがちな足元でさえ、可愛いタイルが張られているこだわりよう!

季節の自家製ケーキや焼き菓子が豊富

レモンタルト
「レモンタルト」(450円)

「本日のケーキ」(400円~)を楽しみに来店するお客さんもたくさん!

「ベイクドチーズケーキ」や「ガトーショコラ」などの定番と、季節のフルーツを使ったものを合わせて10種類ほどが毎日用意されています。
種類や内容は日によって違うので、スタッフに聞いてみましょう!

取材時の「本日のケーキ」は、写真の「レモンタルト」をはじめ、「アップルタルト」、「金柑のタルト」、「さつまいものケーキ」、「ベイクドチーズケーキ」などがメニューに。
「本日の焼き菓子」(150円~)は「パウンドケーキ」や「マドレーヌ」がスタンバイしていました。

無農薬レモンを混ぜ込んだレモンタルトの生地
器ひとつとっても、きゅんとする可愛さ。つい写真に収めたくなる

味見をさせていただいた「レモンタルト」は、生地やトッピングに贅沢なほど無農薬レモンが使われた、爽やかな甘さのケーキ。
レモン入りのアイシングが、シャリシャリと楽しい食感を演出してくれます。

セットでコーヒーか紅茶を頼むと、ケーキは100円引きになるので、ぜひ一緒にいただきたいですね。

パウンドケーキなどの焼き菓子

焼き菓子はカウンター上にいつも用意されています。
「後もう少し何かが欲しい」というときに嬉しい存在。手土産にもおすすめ!

『ル・パレデテ』の紅茶を美しいグラスポットで

カフェ巡りが趣味で、自身もカフェをたくさん訪れるというオーナーの相川さん。
界隈のカフェを調査し、他とは違うものをという視点で選んだのが『ル・パレデテ』の紅茶だそう。

お茶の専門家や愛好家50人が、より良いお茶を探求するためにフランス・パリで発足した紅茶専門店『ル・パレデテ』。世界より選りすぐった、信頼の置ける生産者さんが栽培する茶葉を直接現地より調達しているそうです。

ルイボスティー ヴァンサンク
「ルイボスティー ヴァンサンク」(500円)はバラの花びら、オレンジピール、シナモンやカルダモンなどの味や香りが交じり合った深い味わい

お茶の濃淡が見えるガラスの器で提供しているので、お好みの濃さでいただけます。見た目・香り・味わいなど、五感で楽しむ豊かな紅茶の時間を。

定番の「ダージリンティー」、「アールグレイティー」から「フレーバーティー」やカフェインレスの「ルイボスティー」まで幅広く用意されています。

南船場の『ヤマワキコーヒー』の新鮮な1杯を

コーヒー豆は、ご近所にある南船場の珈琲卸専門店『ヤマワキコーヒー』のものを使用。

「無くなったらすぐに持って来てくれます。おかげで焙煎仕立て、挽き立て、淹れ立てが叶い、フレッシュな一杯を提供できます」とのこと。

昔ながらの苦みを感じるコーヒーが基本。それを浅煎りはアメリカン、中煎りはレギュラー、深煎りはブレンドとして提供されています。

「うちで提供しているしっかりと厚みのあるコーヒーには、同じくしっかりと濃厚なガトーショコラが良く合いますよ」と相川さん。

カレー通をも唸らせる本格派スパイスカレー!

日替わりスパイスカレー

カレー好きの間でも話題になっている、同店の日替わりスパイスカレー。
カレー愛溢れるスタッフのスパイスカレーへのこだわわりと、前職はアパレルデザイナーというオーナーの、彩りやビジュアルの細部にまで至るこだわりがコラボした一皿です。

スパイスカレーをスプーンですくう
食べ始めるのが惜しいほど華やか!

カレーのメニューは毎日黒板に書かれる3つ。
取材時は「豚肉の欧風スパイスカレー」(800円)「刻み鶏とmixナッツのスパイシーキーマ」(800円)、そして「合い盛り」(900円)です。

「豚肉の欧風スパイスカレー」はフルーツを一緒に煮込むため、その分旨みが溶け出し、濃厚な中に自然な甘さを感じます。
「刻み鶏とmixナッツのスパイシーキーマ」は、スプーンですくうとこれでもかと刻み鶏が入り込み、さらにゴロゴロと大粒のナッツが入っています。

その両方を贅沢に楽しめる、プレート上にまるで花が咲いたような「合い盛り」をいただきました。
たっぷりのカレー2種類に散りばめられたドライローズやハーブ、十六穀米のご飯、そして彩り豊かな副菜がバランスよく盛り付けられています。

レンズ豆を挽き割りにしたココナッツ風味のカレーと赤カブで染めたレンコン
左の黄色い一品は、レンズ豆を挽き割りにしたココナッツ風味のカレー。奥に見えるのは赤かぶで染めたレンコンで、天然のピンク色が愛らしい
卵スライスとパプリカ
ふわふわの卵スライスやパプリカなど色彩豊か

カレーランチが注文できるのは11:30~13:30の2時間だけなので、見逃さないように!

看板犬のももちゃんに会えるのはランチの後

玄関にかけられた看板犬・ももちゃんの看板

入口にサインが掛かっている通り、『カフェ みもざ』には看板犬のももちゃんが!
ランチなど忙しい時間帯を過ぎた、14:00頃から店内に出勤するそうです。

「犬が苦手な方のための注意書きなのですが、今では『もも』に会いにこの時間帯を狙って来てくれるお客さんもいます」と嬉しそうに相川さんは言います。

テーブル席とももちゃん
大きいけれど大人しくて賢いももちゃん

最後に

カフェみもざの玄関のサイド側

都会にありながら、ゆったりとした時間が流れる『カフェ みもざ』。

メニューは全体的にリーズナブルというのも嬉しいですね。心ときめく素敵なものに囲まれた美味しい時間を過ごしに、何度でも通いたくなる存在です。

●レトロなテイストの内装が好き
●フォトジェニックなスポットを探している
●スパイスカレーやスイーツに目がない

そんな方はぜひ足を運んでみてください!

Writer:榎田 京

※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。

『カフェ みもざ』

住所
大阪府大阪市中央区南船場1-2-2
アクセス
Osaka Metro 長堀鶴見緑地線「松屋町駅」徒歩3分
営業時間
10:00~18:00
※ランチタイムは11:30〜13:30
定休日
土・日・祝日
電話番号
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