ある日突然、死んだ男が猫の姿で家族の元に戻ってくるというファンタジーな世界観と温かいストーリーで人気を博したマンガ『トラさん』(板羽 皆/集英社マーガレットコミックス刊)が実写映画化。
ダメ夫だけど妻と娘への愛情は誰にも負けない主人公・高畑寿々男と猫のトラさんという“二役”を担ったKis-My-Ft2の北山宏光と、メガホンを取った筧 昌也監督が、2/16(土)、『TOHOシネマズ 梅田』(大阪市北区)で舞台挨拶に登壇。
本編上映後、作品の持つ“温かい空気”に包まれた会場に2人が姿を現すと、割れんばかりの拍手と大歓声が沸き起こった。
撮影から約1年。「やっと皆さんにお見せできるのがとても嬉しい」(北山)
本作が映画初出演にして初主演作となる北山。
『TOHOシネマズ 梅田』の中でも最も大きなシアター(733席)を埋め尽くした観客を見渡しながら、北山は「やっと皆さんに見ていただける。とても嬉しいです」と公開を喜んだ。
「スタッフとキャストがギュッとひとつになって作った映画です。決してドカーンという大作ではありませんが、こんなに大きな劇場で見ていただけて感無量です」と筧監督も感慨深げ。
北山の元には、Kis-My-Ft2のメンバーや、キャイ~ンの天野ひろゆき、オリエンタルラジオの藤森慎吾らから反響も届いているそうで、「中盤くらいまではコメディなんじゃないかと思ったけれど、終盤、まさかあの(猫の)姿で泣かされるとは思わなかった、という声もいただきましたね」と確かな手応えを感じている様子。
さらに筧監督が「『オープニングの北山くんのタバコを吸う姿に一気に引き込まれた。ダメ夫の感じがあのシーンに集約されていた』と、決して甘口ではない兄から絶賛に近いメールをもらった」とエピソードを披露すると、共感した観客席から自然に大きな拍手が起こった。
“ここだけの話”のオンパレード!「みっくん(北山)×まーくん(筧監督)のトラさんトーク」
公開初日の2/15(金)は東京で「初日舞台挨拶」を開催。
2/16(土)・17(日)の2日間だけで『TOHOシネマズ 川崎』、『TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ』、『TOHOシネマズ 梅田』、『TOHOシネマズ 天神』、『TOHOシネマズ 緑井』の5箇所・全10回の“全国舞台挨拶行脚”を行った北山と筧監督。
今回の“全国舞台挨拶行脚”では、「各回で全て違う質問に答える」というコーナー「みっくん×まーくんのトラさんトーク」に挑戦した。
1つ目の質問は「今だから言えること」。
北山は“ピザまんのシーン”を挙げ、「本当は僕もっと色んなことやってたんですよ。『お前、肉まん派かー!』って言ったりね(笑)。でも監督にカットされた(笑)」と回答。
監督は、作中のいくつかのシーンに出演していることを明かした(ぜひ探してみて!)。
2つ目は、主題歌の「君を大好きだ」(Kis-My-Ft2)にちなみ、「○○を大好きだ」。
間髪入れず北山が「1つしかないですよ。大阪大好きだー!!」と叫ぶと、悲鳴にも似た歓声が。
「関西弁も結構好きなんですよ」という北山に、観客が関西弁を披露。
1人目の「なんでやねん!」には、「好きレベル5段階中2!俺にトキメキちょうだい!」(北山)。
2人目の「めっちゃ好きやで!」には、照れたように「今のは5段階中5だね。監督も横でジワリ来てますよ」(北山)。
すると筧監督は「いや!僕は5段階中7ですよ!」と話し、会場を沸かせた。
3つ目は「平成最後」。平成が終わるまでにやっておきたいことを問われた監督が「映画が久しぶりだったので、平成のうちに映画を作れて良かった。大ヒットが叶えられたらいいなと思います」と答えると、北山も「俺も今言おうと思ってたんです! 映画初主演なので、平成最初で最後の映画が大ヒット。これが目標ですね」と回答した。
最後となる4つ目の質問は「新元号」。
こちらも間髪入れず、北山は「もう僕考えてるんですよ。『北山』でいいでしょう!(笑)」。
「元号が変わる瞬間も上映していたい」(筧監督)
最後に筧監督は、「数ある映画の中から『トラさん』を選んでいただいてありがとうございます」と観客へ改めて感謝を伝え、「今、映画はクチコミでどんどん広がっていきますから、うまくいったら元号が変わる瞬間も上映しているかもしれない。可能性ゼロではないですよね。それで新元号が『北山』になったら、もう(笑)!皆さん、ご協力ください」と締めくくった。
北山は「この作品は初映画、初主演で初猫(笑)ということだったんですけど、素晴らしいスタッフさんとキャストさんに恵まれて、やっと皆さんに見ていただけるということをすごく嬉しく思っています。皆さんにたくさん愛していただけることで、より多くの人に見ていただけるきっかけになると思いますので、ぜひともよろしくお願いします!」と力強くPRし、舞台挨拶を終えた。
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【STORY】
売れないマンガ家の高畑寿々男(北山宏光)は、妻・奈津子(多部未華子)がパートで稼いだお金で、お気楽な生活を送っていたが、ある日突然交通事故で死んでしまう。
そんな寿々男に“あの世の関所”の裁判長(バカリズム)が下した判決は、「1ヶ月で過去の愚かな人生を挽回せよ。ただし猫の姿で――」。
トラ猫の姿で戻った寿々男は、「トラさん」と名付けられて高畑家で飼われることに。
愛する家族のためになにかしたいと思うトラさん=寿々男だが、猫だから言葉も通じない。
奈津子が職場で倒れて病院へ運ばれた時も、娘・実優(平澤宏々路)の元気がなくてなんだか様子がおかしい時も、そばにいるだけで何もできない。
タイムリミットはあと1日。寿々男が最後に起こした奇跡とは……。
【公式HP】 http://torasan-movie.jp/
【原作】 「トラさん」板羽 皆(集英社マーガレットコミックス刊)
【監督】 筧 昌也
【主題歌】 Kis-My-Ft2「君を大好きだ」(avex trax)
【出演】 北山宏光、多部未華子、平澤宏々路
飯豊まりえ、富山えり子、要 潤、バカリズム
2019年製作/日本/1時間31分
【配給】 ショウゲート
2/15(金)公開
【大阪】
TOHOシネマズ 梅田、TOHOシネマズ なんば、TOHOシネマズ 鳳、TOHOシネマズ くずはモール、109シネマズ大阪エキスポシティ、布施ラインシネマ
【京都】
TOHOシネマズ 二条
【兵庫】
OSシネマズ神戸ハーバーランド、TOHOシネマズ 西宮OS、アースシネマズ姫路
【滋賀】
イオンシネマ草津
【奈良】
TOHOシネマズ 橿原
【和歌山】
ジストシネマ和歌山
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