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今回取材で伺ったのは、JR環状線・阪神「福島駅」より徒歩5分ほどの場所にあるベーカリーカフェ「foodscape!」。
朝8時のオープン時間より美味しそうなパンが次々に店頭に並び、テイクアウトコーナーではバリスタがコーヒーを淹れてくれる。
店内で過ごす人、サッとコーヒーだけ購入しバリスタとの会話を楽しむ人など、ここには街に溶け込んだカフェの日常があります。
料理開拓人、堀田裕介氏プロデュースとは
店名の「foodscape!」とは英語で、食べものを表す「food」と、日本の風土や風景を表す「landscape」という言葉を組み合わせた造語。
全国にある食材の生産地に足を運び、ケータリング事業などを手掛ける“料理開拓人”、堀田裕介さんの初の実店舗です。
「食べることは生きること、生きることは暮らすこと」をモットーに、旅先で出会った素晴らしい食材や生産者さんの想いを広め、生産者さんと消費者を繋げたいと、堀田さんの地元である大阪に出店されたそう。
お店は美味しいパンとコーヒーが楽しめる、ベーカリーカフェというスタイル。
各地で見つけてきた伝統的な食材や野菜などをパンに落とし込んだ、他ではなかなかお目に掛かれない個性派のパンがずらりと揃います。
店内にはワクワクスポットがそこかしこに
美味しそうなパンの中から選んだお気に入りのパンは、イートインも可能です。
1階にはベーカリーと、2面のガラス窓に挟まれた開放感たっぷりのカウンターとテーブル席、そして2階にはケータリング用のキッチンの他、大テーブルとカウンター席がある客席スペースが。各階にはトースターがあり、セルフで温め熱々を食べることができますよ。
1階のイートインスペースは、美術作家の植田志保さんのペインティングが壁を彩ります。また店舗の看板や、2階への階段などで見かけるポップなアートワークはチョークグラフィックアーティストのチョークボーイさんによるもの。店内を散策していると出会う、アートの世界につい笑顔がこぼれます。
何を食べようか、どこで食べようか考えるのもワクワクするアトリエのような空間です。
焼き立てパンの香りが漂うベーカリー
「FARM TO BAKERY」をコンセプトに、堀田さんの今までの活動の中で繋がりのある生産者さんの食材を使ったオリジナルパンが、定番のものを含め全部で約60種並びます。
滋賀・北近江の「冨田酒造」の酒粕、淡路島「北坂養鶏場」の卵や鶏肉、豊中「ベジテラスバンビ」のなにわの伝統野菜など、生産者の顔が見える食材×パンのユニークな組み合わせはさすがです!
撮影用のパンは「特にべっぴんさんたちを用意しておきました」と、副店長かつパン職人の三浦心さん。
またパンのポップも手描きで「その方が気持ちが伝わりやすいし、読んでもらえると思って」とのことでした。
それらの言葉や温かさを感じる手描きのポップから、パンへの愛情が感じられます。
看板商品「クロワッサン」
「滋賀県みたて農園」の米粉を生地に練り込み、卵不使用で仕上げたクロワッサンは安定の人気商品。
しっかり焼き込むことでよりザクザク、パリパリとした食感を楽しむことができます。
米粉を使っているためか、内はモチッとしています。
おかずを挟みたい「こめこっぺ」
こちらも「滋賀県みたて農園」のコシヒカリの米粉を、ふんだんに使用したプレーンパン。
米粉特有のもちもち食感や、ふんわり香るお米の風味も楽しめます。
三浦さん曰く「切り目を入れておかずなどを挟み、お惣菜パンとしても活躍してくれます」とのことです。
白くて可愛い「酒粕パン」
「冨田酒造」の酒粕を生地に練り込んだ、ほんのり甘いパン。ふわふわの食感で食べていると優しい気持ちに……。
「薄くスライスしてトースターで焼いて、そのままで食べてみてください。十分なフレーバーを感じるので、バターも必要ありません」と、おすすめの食べ方を教えてもらいました。
サンドイッチとコーヒーでほっと一息
ボリュームたっぷりのサンドイッチも常時数種類あるので、コーヒーと合わせて軽いランチを摂るのもおすすめです。
女性人気も高いという「BLTサンド」は、その時期に一番おすすめのトマトを使用。
取材時は南大阪産、特別栽培のトマトでした。
テイクアウトコーヒーを日常に
毎日テイクアウトコーヒーだけを買いに来るお客さんもいるほど、コーヒースタンドとしても地域に愛されているようです。
注文や受け取りはこのように、店の外からできるので気軽に1杯のコーヒーが買えるのが嬉しいですね。
最後に
様々な食に関わる活動をされている堀田さんプロデュースならではの、こだわりや想いの詰まったカフェベーカリー。テイクアウトやイートインと、好きなスタイルでパンとコーヒーが楽しめ、季節によって新しいメニューも随時登場するので何度も通いたくなります。
- 美味しいパンとコーヒーに目がない
- アートな空間でランチをしたい
- コーヒーを気軽にテイクアウトしたい
そんな方はぜひ足を運んでみてください!
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。