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【編集部追記(2023.08.28)】
「めがね製作所カフェ 藍丸」は中崎町の「白龍大神」前(大阪府大阪市北区中崎西1-9-6)に「藍丸めがね製作所」として移転。
カフェ事業は2023.07.10に閉店されました。
今回の取材先は、Osaka Metro 谷町線「中崎町駅」から徒歩約5分のところにある『めがね製作所カフェ 藍丸』です。
中崎町といえば、カフェの激戦区。こちらの通りも様々なお店が立ち並んでいます。
そんな中、「めがね製作所カフェ」というネーミングが、歩く人の足を止めます。
「めがね製作所」と「カフェ」が調和する空間
店内は古民家を改装しており、和の空間が広がっています。
こちらでは、やさしい家庭料理を頂けるだけでなく、めがね作りの様子も見ることができます。
アセテートと呼ばれる化学繊維を、めがねのデザインをもとに削り出していきます。
オーダーメイド品は、最終仕上げをめがねの聖地「鯖江」で行います。職人の手で一つひとつ丁寧に仕上げていきます。
ご両親が育てたお米を使用!箸がとまらない「おにぎりと三菜」
◆兵庫県宍粟市産地直送コシヒカリのおにぎりふたつ
◆母直伝具沢山の豚汁
◆月替わりのご飯に合うメインおかず(小)
◆気まぐれ小鉢
◆自家製漬物
2019年2月にできたばかりの新メニューをご紹介。
おにぎりのお米は、カフェオーナーである杤尾さんのご実家から送られてくるコシヒカリを使用しています。
まず頂くのは、おにぎり! おにぎりを引き立てるため、他の料理は全体的に濃くなったり、塩辛くなり過ぎないように調整しているそうです。そのおかげで、お米をしっかり味わうことができます。
「これ、実は豚汁なんです!」そう聞いて皆驚くそうです。
豚汁といえば、通常は味噌を連想します。ですが、オーナーの杤尾さんのご実家では、酒と塩と和風だしを使った、こちらを豚汁と呼んでいたのだそうです!
「コンビニで味噌の豚汁を見たときはびっくりしました(笑)」と話す杤尾さん。
砂糖不使用!お米本来の甘みが楽しめる、食べる甘酒「豆乳きなこ」
次にご紹介するのは、お米を使ったおやつ「食べる甘酒」です。もちろんこのお米も、杤尾さんのご実家のコシヒカリ!
よく見かける甘酒は飲み物ですが、こちらの甘酒は噛んで食べます。
その中でも人気なのが、「豆乳きなこ」です。甘酒の上に、きなことグラノーラが乗っています。甘酒は甘すぎず、お米本来の甘み。写真右にある豆乳を、甘酒に割って頂きます。
割ることで、甘酒の甘ったるい感じと、豆乳のにおいがちょうど中和され、マイルドになります。甘いのが得意な方は豆乳を少な目に、苦手な方は多く入れることで調節しましょう。
甘酒の材料は、お米・米麹・水のみ。砂糖を使っていないのに、しっかりと甘みがあるのは驚きです。「健康を気にしている人にも、気兼ねなくデザートを食べてもらえたら」(杤尾さん)。
ご縁が生んだ、人気の自家製おやつ「池田さんのかぼちゃケーキ」
3つ目は、人気のおやつ「池田さんのかぼちゃケーキ」をご紹介。
鮮やかな黄色と、お店のロゴがデコレーションされ、写真映えしますね!
プリンとチーズケーキを合わせたような、しっとりとした食感です。
こちらは砂糖を使用していますが、季節により変わるかぼちゃの甘さに合わせ、砂糖の量を調整しているとのこと。
実は、このケーキのレシピは、杤尾さんの学生時代のアルバイト先にいらした、パートの池田さんに教えて頂いたものなのだとか……。
「いつかカフェをしたときには、絶対この池田さんのケーキを出したいと思っていました。久々にお会いしに行ったら、快くレシピを教えてくださいました。」(杤尾さん)
最後に
『めがね製作所カフェ 藍丸』は、ものづくりの良さを伝えたいというおふたりの思いによって、作り出されています。
●おいしいお米を使ったごはんが食べたい
●体にやさしいデザートが食べたい
●もの作りを見てみたい
気になる方はぜひ、中崎町に足を運んでみてください!
Writer:やまじん
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。
【編集部追記(2023.08.28)】
「めがね製作所カフェ 藍丸」は中崎町の「白龍大神」前(大阪府大阪市北区中崎西1-9-6)に「藍丸めがね製作所」として移転。
カフェ事業は2023.07.10に閉店されました。