Osaka Metro 長堀鶴見緑地線・谷町線「谷町六丁目駅」3番出口から左の路地へ入り、徒歩1分。2匹のシカが目印のお店が、『art&sweets cica(アートアンドスイーツ シカ)』です。
ここはまるで美術館?店内はアートでいっぱい!
お店に入ると、壁一面にスタッフの皆さんが描いた絵が!
実際に見ると迫力があり、圧倒されます。
スタッフの方は、普段アーティストとしても活躍していて、このお店が作品を披露する場にもなっています。
料理のプレートに、こうした絵が描かれていたらと思うと、ワクワクしますよね!
どんな絵が出てくるか楽しみにしながら、お店の中の様子を見てみましょう。
先程の絵がある壁側は、4人掛けのソファー席。
複数人で来たときは、こちらの席をオススメします!
ゆったりソファーで、店内アートを鑑賞しながら、トークを楽しんでください。
こちらはカウンター席。
上に並んでいる黒い容器は、プレートに絵を描くチョコソースです。
プレートに様々な絵を描くのですから、1日に使われるソースの量は計り知れません。
ちなみにスイーツ以外の料理の場合は、バルサミコ酢を使用しているそう!
この席の魅力は、何といってもお店の方との距離が近いこと!
ひとつの作品を創作する姿を見届けることができます。
自分のところに来るプレートは、どなたが描いた作品なのか気になりますよね!
出入口にも、動物のイラストが!
よく見ると、先程の動物の絵とはまた雰囲気が違っています。こちらも存在感がありますね!
壁の時計もアートになっていて、シカの絵が描かれています。
他にも色々なところにアートがあるので、美術館に来たつもりで、店内をじっくり散策したくなりますね!
どんな作品になるかはお楽しみ!「オマカセアート」
人気メニューである「苺づくしのアートパンケーキ」に、「オマカセアート」をお願いしました。
「オマカセアート」とは、描く内容をスタッフの方にお任せするスタイルです。そのため、どんなアートになるかは来てからのお楽しみ。描いてくださるスタッフさんの得意な絵になるのだとか! 提供時間は、約20分~40分です。
今回は、ライオンが描かれていました。
見てください、この画力! 来た瞬間、「ワッ!」と驚きの声が漏れ出てしまいます。食べるのがもったいなくて、写真を撮る手も止まりません……。
サプライズプレゼントにもぴったりです!
スイーツの場合、こうした絵をチョコレートのソース1本で描いています。
近くで見ると、濃淡が表現されているのがよく分かります。さすがはプロの技!
パンケーキも見応えがあります。ケーキの上には、苺とブルーベリーとクリームが乗っていて、なんとも贅沢!
フワフワで甘いクリームを口に入れたら、きっと幸せな気持ちに。
ブルーベリーと苺を付けて、甘さと一緒に酸味や香りを楽しみましょう。
お好みでメープルシロップをかければ、より濃厚な味わいに。
やはりパンケーキとの相性はGOOD!
ケーキのお供に、飲み物はいかがでしょうか?
プレートを1枚頼むと、飲み物1杯をセット料金で頼むことができるのが、嬉しいところ!
コーヒーの場合は、+200円となります。
コーヒーのマグカップも独特なデザインになっていて、パンケーキのアートとの相性も◎!
アートのスタイルは「オマカセアート」の他にも、「リクエストアート」と「クイックアート」のふたつがあります。
「リクエストアート」は、完全オーダーメイド。描いてほしいものを伝え、スタッフの方がそれに応えたものを描いてくれます。人物やキャラクターの絵はもちろんのこと、抽象的な内容にも応えてくれます。
提供時間は、約40分~100分以上かかるので、時間に余裕がある時に利用しましょう。また、アートの内容によっては追加料金が発生しますので、注文の際に要確認です。
クイックアートは、急いでいる方向けで、料理の周りに模様のアートを描いてくれます。こちらは、約15分~20分での提供です。
金額は、「クイックアート」<「オマカセアート」<「リクエストアート」となっています。
早業!動物のアートができるまで
普段、プレートにアートを描くだけの注文は受け付けてないそうですが、今回特別にアートを描いていただきました!
まずは輪郭を描きます。
その中に模様をつけていきます。
花としっぽを描いて、最後に……
文字を描いたら完成です!
完成までに要した時間は、10分ほど。
今回のような描きなれたシカであれば、集中して黙々と描くと、なんと2、3分できるそう。驚きの早業です!
アーティストであるスタッフさんの活躍の場として
冒頭でもお伝えしましたが、同店のスタッフさんは、皆アーティストとして活動されています。「プレートに描かれたアートが好きになり、それを描いたスタッフさんのアーティストとしての活動にも興味を持っていただければ嬉しい」と話してくださったのは、マネージャーの白木ななみさん。
そのため、壁に絵を描いたり、作品を展示したりしているそうです。
最後に
日本では、アートに対する評価が、決して高くないのが実情のようです。カフェという切り口で、多くの方がアートに触れる機会を持ってほしい。そうした思いから、『art&sweets cica』は始まったのだと教えていただきました。
●世界でひとつだけの絵が描かれたパンケーキを食べたい
●カフェでプロのアート作品に触れてみたい
●誰かをサプライズでお祝いしたい
そんな時は、谷町六丁目の『art&sweets cica』を訪れてみてはいかがでしょうか。
Writer:やまじん
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。